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ゴリアテ | アニメ・ゲームブログ

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社会人時代を振り返る

小話

f:id:tableturning:20161211160636j:plain私には横のつながりが少ない。

他者と比較すると明らかに友人と呼べる存在が少なく、他者との関わりが狭い。かといって自分から関わりを増やすという努力も全くしていない。普通の人であれば自分から接点を持つ努力をするのだろう。だが私はしない。やらないのだ。

 

私は他者に期待という物を持っていない。他者に好かれたいといった願望がない。私を嫌おうが好こうがどうでもいいのだ。それらはすべて私にとって意味のないことだ。

 

だが私も人間だから好みはある。話してみたい人、関わってみたい人、遊んでみたい人というのは存在する。だが私はそれが例え実現可能なことだとしても自分からは行動しない。横のつながりを増やす努力を私は放棄している。

 

私は5年間において多くの失敗を学んだ。

失敗から学んだことは「駄目なものは何をやってもダメ」という事実だった。

 

あの時こうしていれば。

あの時もっと親しくしておけば。

あの時もっと綺麗だったら。

 

そんなことをやってもダメなものはダメだ。

絶対に上手くいかない。

 

物事というのはそうなるべくして起こる。

だからその時の結果がダメだったとしたら、どんなに努力をしようがダメなものはダメだったのだ。

 

上手くいくことは、特別な努力をしなくてもすんなりと上手くいく。

だが、駄目なことは本当に駄目だ。どんなに努力をしてもどんなに手を尽くしても結果は変わらない。

 

5年前、私は本当の孤独の中にいた。

名前も知らないような土地で知り合いというものが一切ない孤独な世界にいた。

私はその場所で孤独から抜け出すべく様々な行動を起こした。

 

私はもしかしたらその場所にいた彼らのことが好きだったのかもしれない。私は自らはなしかけ、誘いをかけ、集まりには積極的に参加した。お土産を渡したり菓子を差し出したり。

だが私がどんなに手を尽くしても努力をしても問題が一向に解決する兆しはなかった。一時的に上手くいったと思っても、それは数日で元に戻ってしまう。

 

周囲の視線は冷たく、私に話しかけようとするものはいなかった。周囲との扱いの落差。軋みを上げるような歪な空気。明確に存在する壁。違和感は日増しに強くなった。

 

一年が経ち、二年が経って私はその正体を知った。

私を取り巻く彼らは最初から私と仲良くする気などなかったのだ。

私はその組織に属していたが、私は望まれない社員だった。

 

組織の長が私を気に入り迎え入れることを決めたが、そこにはじめからいた人たちはそのように思っていなかった。

私の存在は「みんなが嫌いな組織の長が、きまぐれに決めた面倒な事象」であった。

関係性が築けないのは当たり前だ。誰だって入社させたくない人物が会社に入ってきたら嫌な気分になる。それが嫌いな人物が決めたことなら尚更だ。

 

第一印象というのは残酷だ。努力してもなかなか抜け出せない。一度人は他者を嫌な人だと思ってしまうとどんなに手を尽くしても嫌な人だと思い続けてしまう。

 

私が嫌われるという自称はなるべくしてなった結果でしかない。

どんなに手を尽くしても努力をしても、結果はそうなるべく起こる。

 

その時から無意味な努力を辞めた。

私は自分の欲を最優先することを決めた。私が好きだった趣味や物、そういったものに集中した。

 

周囲と私の力関係は逆転した。

当たり前だ。私は周囲との関係を持つために面倒ごとをすべて引き受けてきたのだから。

 

それらが周りの人間に戻ってきただけのことだ。だが彼らはトラブルや面倒ごとに対処する方法を完全に忘れてしまっていた。引き攣った顔で私に対処法を聞かなければいけないほどに。

 

趣味や勉強は努力すればするほど自分に帰ってくる。物や実力と言った形で私の手元に残る。だが人間関係は残らない。こればかりは駄目なものは駄目なのだ。

 

駄目なとき駄目だという事実を他人は教えてくれない。

察するしかない。

取り繕った笑顔で彼らは常識的な態度をとる。

それらが手に取るように分かってしまうのはなんとも苦痛なことなのだろう。

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