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【DeadbyDaylight】殺人鬼レイスってどんな人?レイスの過去とストーリー考察

Dead by Daylightレイスについて考察したいと思います。レイスは殺人鬼の3人の中でも最も悲劇的な背景を持つ殺人鬼です。

 

Dead by Daylightの殺人鬼「レイス」とは?

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ニックネーム:レイス

本名:フィリップ・オジョモ

身長:2m超えのほっそりさん

前職:自動車解体工場の解体作業員

 

元々は夢と希望を胸に故郷を立ち街に上京した世間知らずな人。だけど運よく仕事に着くことができた。恐らく顔採用?

 

でも彼の勤めるオートヘブン廃車工場では裏取引がされており、犯罪が行われているのをレイスくんは薄々感付いていた。でもレイス君は犯罪が横行する街の出身で犯罪に対して嫌悪感はなかった。それに彼自身は犯罪とは無関係な粉砕業務に割り振られていたので「まあいいか」と仕事を従順にこなしていた。

 

と、思ったらなんだかトランクから血が滴り落ちてる…。トランクを開けてみると中から縛られた人が出てきてレイス君びっくり!慌てて拘束を解いて逃がしてあげると、その人はすぐに上司に捕まって首を掻っ切られてしまった!

 

あまりにもトラウマ物の光景にレイス君はガクガクブルブルしていると上司が真実をすべて話した。実は車の粉砕業務はただの名目で人間の粉砕が主な目的だったのだ!レイス君は知らず知らずのうちに大量の人間を粉砕してしまっていたのだった!

 

驚愕を超えて酷すぎる真実にレイス君の目の前は真っ白!ライトを当てられた時のレイスくんの視界みたいに真っ白!

レイス君は上司に対して激昂、そのまま上司を粉砕機に詰め込んで上司をゆっくりなぶり殺しはじめたぞ!*1

そして上司の頭蓋骨を引きずり出して、骨髄を引き剥がしハンマーに加工して自分の武器を作り上げた*2!武器の名前はもちろん上司の名前!この上司の遺品を使って殺人鬼になってやるわ!←今ココ

 

と、この通り普段大人しい奴ほどキレるとヤバいことがよく分かるストーリーである。逃走した彼の行方を知るものは誰もいない…。知りたくもないだろう。

 

トラッパーのニックネームはチャックルズという愛嬌のあるものに対して、こちらはレイス(幽霊)という随分と直接的なネーミング。たぶん真面目でおとなしい故に自己主張が控えめなのだろう。ゲーム中では猫みたいにゴロゴロ言いながら近づいてくるぞ!

 

レイスの年齢について考察

 

夢と希望を胸に着の身きままに街へやってくるくらいの人なので就職適齢期を迎えた若い男なのだろう。おそらく就職した時点では20代前半くらいかと。こういった行動力は若さのなせる技ですよね。30代になってからの転職や上京は夢や希望より不安と恐怖しかありませんよ(´д`)

 

オートヘブン廃車工場で1年か2年ほど働き、真実を知って殺人鬼になったのが大体20代半ばくらいなのかなと。オートヘブン廃車工場の本質的に見れば、若手社員に免許を取得させるとかもしていないと思います。殺人が主な業務で廃車は名目っぽいし。ただクレーンの免許取得はそう長くはかからないらしいので、そういった免許は取得している可能性もある。

 

殺人の効率化のためオートヘブン工場は若い社員をつかず採用してパターン化した単純業務をさせているのではないかと思います。

社員は何も知らない状態で犯罪をさせられていたのかと。年齢的にはレイスが発狂して殺人鬼になったのは24歳から29歳くらいなのではないのかなと予想しています。

 

レイスの行っていた解体業務について考察

 

Dead by Daylightの詳細な時代背景などは分かり難いですが、レイス君は重機の運転免許は取っていないのではないかと思います。

 

当時の人たちがどれほどリサイクルに積極的だったのかは判りませんが、車の解体作業は粉砕する前にタイヤを外したりガソリンを抜いたり、それ以外の部位に関しても解体する必要があります。

 

その過程で、人が車に積まれていたことに気づかなかったので、彼が任されていたのはあくまでも最終工程の粉砕業務だけで、パターン化された機械操作を淡々と繰り返す日々であったのだと思います。

 

彼の勤めるオートヘブン廃車工場は廃車業務よりも人間の粉砕がメインだったようなので、おそらく自動車解体で回収する部品類は必要最低限にとどめ、粉砕処理にまわしていたのでしょう。トランクに人間を積めた上で。そうしたほうが執行人に気づかれにくいし効率よく多くの人間を粉砕できます。

 

自動車から部品を回収する解体作業員と、粉砕に携わる粉砕作業員は別になっており、レイスは粉砕機器を操作して、回ってきた車を粉砕する処理のみを行っていたのではないのかと思います。

 

レイスの能力について考察

 

レイスの能力は彼の特殊アイテム「嘆きの鐘」を使用したステルス能力です。トラッパーはトラバサミでヒルビリーくんはチェンソーで…ということを考えると少し異端ですね

。恐らく存在感の薄さから手に入れた彼ならではの能力なのでしょう。因みにこの鐘は古代に伝わる特殊なアイテムらしいです。そんなものをどこで入手したのかはDead by Daylightでも謎のひとつ。

 

レイスの性格について考察

 

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ぽつーんと佇んで首をかしげる姿が印象的なレイスくん。リザルト画面でも一生懸命走っている姿がとてもかわいらしいです。

 

彼は犯罪が日常的に行われている地域の出身で犯罪を行う人に対して特に不快感はなかったようですが、自分自身は犯罪を行うのは嫌だったみたいです。

 

オートヘブン廃車工場で裏の仕事が行われているらしいことを薄々感じても自分は犯罪とは関係ない業務だったので見て見ぬ振りをしていました。

こういった背景から察するに、本質的には純朴で真面目で大人しい青年だったのかもしれません。

 

車のトランクに男が詰められていたのを発見した際も、すぐに男を逃がしていました。彼が激変するのは自分が執行者であることを上司に知らされてからです。

知らなかったとはいえ、自分が大量殺人をしていた犯罪者であったことを知ったレイスはあまりのショックに発狂し上司を虐殺してしてしまいます。そして上司の頭部を引きちぎってハンマーに加工してしまいました。

 

大量殺人を犯した彼はもう普通の一般人として生きていくことはできません。法の下に処刑されるか殺人鬼として闇に落ち警察に追われながら殺人を続けるかの二択です。

 

人は基本、自ら死ぬことは出来ません。自殺と軽はずみにいいますが、若い人間が自ら命を立つというのは生半可な覚悟では出来ません。

どんな死に方にしてももがき苦しみのたうち回っても死ねない。それが自殺の現実です。若ければ若いほど、本能的に死から遠ざかろうとします。だって壮絶だから。

だから耐え難い悲劇があったとしてもほとんどの人は事実を受け止めて生き続けることしか出来ません。恐らく彼もその一人であったと思います。

 

殺人鬼として生きるしかないのなら、いっそのこと狂ってしまったほうが彼にとって楽だったのでしょう。自分の意思で殺人を実行する殺人鬼よりも、狂ってしまった結果人を殺し続ける殺人鬼のほうが精神的には楽です。

 

ゲーム中、子供のように首をかしげるような動作や獣のような唸り声は彼が「狂っている」ということを強調する動作なのかもしれません。事実自分の意思で殺人を行っているトラッパーはモンスターになってからも立ち振る舞いは人としてのかたちを捨てていませんでした。

 

気になるレイスの素顔は?

 

ゲームでレイスのカスタマイズ画面を見ると少し不可解な記載があります。

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A mask of blood hides the eyes of certain death.

英語よく分かりません。恐らく血のマスクが生命の危機を視線から隠すみたいなそういう意味でしょう(適当)

 

 木の肌のようなガサガサの異様な風貌が印象的なレイスですがどうやらマスクをかぶっているだけみたいですね。

レイス君はなぜか女子プレイヤーの間でも人気が高いのでたぶんイケメンなのでしょう。よく見ると目鼻立ちも良いし。ファンアートでもイケメンに描いているのをたまに見かけます。

twitter.com

上記のリンクはツイッターの埋め込みリンクで張り付けています。

こんなに可愛らしいイラストも投稿されているなんて予想外でした。哀愁漂う悲しさと美しさがあります。

絵のタッチが日本の描き方に似ている気がしますが、国の垣根を越えてセンスが両者近づいてきているのかな。マスクの下は悲しみに暮れる殺人鬼というような妄想をするのはみんな共通なんですね。

これがギャップ萌えかぁ。恐らく彼の素顔が公開される日も近いぞ。

 

 

考察まとめ(二次創作に近いのでスルー推奨)

 若き青年、フィリップ・オジョモは故郷を離れ都会の街へとやってきた。持つものはその身ひとつ。金も寝る場所も彼にはなかったが新生活に対する期待と希望を胸に栄えた街並みを眺めていた。

彼はその足で多数の求人が集まる就職斡旋所に向かった。「ちょうど良い仕事がある」と紹介人はひとつの求人をフィリップに渡した。オートヘブン廃車工場という車の解体作業を行う仕事だった。

 

斡旋所の紹介人によりフィリップはさっそく面接を受けることができた。面接官を務める男はフィリップの上司となる男だった。厳つい体型と強面の顔が印象的だった。作業員というよりもヤクザの方が近い。男は名を「アザロフ」と名乗った。

 

フィリップが若いからかはたまた運が良かったのかはわからなかったが面接は合格した。上司は笑ってフィリップを受け入れた。そう、笑ったのだ。

すべてがうまく行っていた。この時フィリップは本気でそう思っていた。

 

会社の社員として正式に迎えられるとしばらくは平穏な日々が続いていた。生活基盤が整い、工場の敷地を把握し基本的な業務を覚えるとフィリップは粉砕業務を任されることに決まった。

 

粉砕業務はパターン化されており、決められた工程に忠実に従えば誰にでも務まる仕事であった。ガソリンの抽出やタイヤの解体は前工程ですべてすんでおりフィリップは決められた操作で機械を操作し車を粉砕するだけで良かった。真面目で純朴なフィリップに適した業務だった。

 

フィリップにとって上司は決して好ましいタイプの人間ではなかった。品のない笑い、下品な言動、高圧的な態度、挙げればキリがないが黙々と作業する彼の業務ではさして大きな問題ではなかった。

 

会社で働き数ヶ月もすると会社の持つ独特な空気を感じるようになった。フィリップの故郷は犯罪が跋扈する地域であった。犯罪が絡む空間には独特の匂いがするものだ。

 

交わされる多額な金銭、買収された警察官、犯罪の匂いは日増しに強く感じさせ 、会社が裏社会と通じていることを否応なしに感じさせた。それが如何なるものであったか具体的なことまではわからなかったがフィリップは気にも留めなかった。犯罪など珍しいことではなかったし彼自身の業務は犯罪とは無関係なようだったからだ。

 

フィリップは与えられた仕事を淡々とこなした。流れてくる廃車を粉砕機にかけ鉄の塊に変えて行った。平穏と安寧の日々、それを終わらせる運命の日は唐突に訪れた。

 

とある日、いつも通り粉砕業務を行っているとトランクから血が滴り落ちているのを発見した。訝しげに廃車を眺めた。正直トランクを開ける決心はなかなかつかなかった。もし彼の予想が正しければ、この中に秘められた真実は彼の一生を堕天させることになる。恐る恐る、震える手でフィリップはトランクを開けた。自分の想像した未来が違っていることを祈りながら。

 

刹那、フィリップは飛び退いた。トランクの中には若い男が縄で縛られ、体を限界まで丸め込まれた状態で詰め込まれていた。男はフィリップを見ると恐怖に怯えた目をさらに歪めて声にならない悲鳴をあげた。腕には多数の注射跡があった。それが何を意味するかは考えなくとも分かった。

 

フィリップは訳がわからなかったが、ともかく男の拘束を解き逃した。男は駆け出し一命を取り留めた。フィリップがホッとしたのも束の間、その男は上司に捕まりその場で首を掻き切られた。

 

目の前で飛び散る血飛沫。何の躊躇いもなく人を殺す上司の鮮やかな動作。あまりにも非現実的な光景にフィリップは呆然としていた。どさりと地に落ちる死体を見、目の前に立つ上司を見、フィリップは否応なしに気づかされた。そうだ。聞かなければならない。トランクに詰め込まれた人間、目の前に転がる死体、今まで僕は何をしていたのか!と。

フィリップは強い口調で上司に対し説明を求めた。

 

そして明かされた事実はあまりにも理不尽で残酷なものだった。解体業は名目でありその実は殺人を請け負う殺人工場であったこと、自分が殺人を執行する処刑人だということだった。フィリップは絶句した。

 

一瞬の間に様々な思考が頭を巡った。自分は知らない間に数多くの人間を殺していたのだ。今まで数多くの車を粉砕機にかけた。何度も何度も人間を粉砕機にかけた。殺人の工程が頭を巡った。そして殺人者としての自分の生きる道を考えた。

普通の人間には戻れないと思った。死ぬ勇気もない。数多の人を殺して警察に追われ殺人鬼として生きるしかない。今まで犯罪を犯さす、真面目に正しく普通の人間として生きてきた。なのにたった一度の決断で殺人鬼にされてしまった。これからはもう人殺しとして人を殺し続けるしかない。そう考えた瞬間、彼の精神は崩壊した。否、彼自身が崩壊することを選んだ。自分の意思で殺人を犯すより、狂って分別がわからなくなった結果人を殺してしまう方が楽だったからだ。そして同時に激しい怒りが爆発した。自分を殺人鬼にした、自分の人生を滅茶苦茶にした上司に凄まじいほどの憎悪が湧き上がった。踵を返して立ち去ろうとする上司の背を、ゆらり、ゆらりと静かに近寄った。手にした工具を上司の脳天に強く叩きつけた。

 

脳天に響く破裂音。ボンネットに衝撃が加えられ大きく凹むように、上司の頭に激痛が走った。

一瞬の出来事に狼狽する上司の顔を、フィリップはさらに工具で叩きつけた。鼻が折れ、目が潰れ、歯が欠け、もはや元の顔すらわからなくなったころ、まだ意識のある上司を粉砕機の中に放り込んだ。

 

大きな鉄の歯車に、男の体躯が押しつぶされ引き千切られていく。ゆっくりと時間をかけながら鉄のギシギシという金属の擦れる音よりも、骨が折れて摩擦するような重低音がこだました。

 

腕と肩が外れ男の足がもげる。体はあらぬ方向に折れ曲っていた。人とは酷なものだ。そうしてもなお、まだ生きているのだから。

 

ちょうど歯車が首にかかった時、フィリップは機械の動作を止めた。フィリップは上司の体に近づくとその首を引き抜いた。こんなものではまだ甘い。崩れた思考の中、頭の奥でそう鳴った気がした。

 

フィリップはあどけない少年のように、音を探る子犬のように首をかしげると、上司だった男の残骸を一瞥した。そして踵を返し走ってその場から立ち去った。彼の行方を知る者はいなかった。いや、知ろうともしなかった。彼に出会った時、そこには死が待っているだろう。

 

余談

首をかしげているレイス君の顔が猫に似てる(声も猫のゴロゴロ音だし)。

 

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*1:良いぞもっとやれ!

*2:いいザマだ