以前の記事でKickの同時視聴者数がちょっと違和感あるよねって話をしたんだけど、システム的に調べてみたら数字を増やすこと自体は割と簡単そうだな、って印象を持った。
ここから先はあくまで説や考察であって絶対そうであるという断言ではないということを念頭に置いて読んでね。
同接を上昇させるビュワーBotの存在
もともと配信サイトには数字を故意に増やす方法がいくらでもあって、その代表格がBOTの存在。配信サイトは常にそれらと対立している。
ニコニコ動画でも広告をバカスカいれると再生数だけ上がる。大して面白くない動画だったりヘタクソな歌ってみただったら「あれ?」ってなるよね。
不自然な数字は信頼を損なう。おいお前のことだぞニコニコ運営。
Botに対して、サイト運営側も色々対処をするけど相手もアルゴリズムを理解して抗戦してくる。なかばいたちごっこみたいになっている。
Twitchのポータルにもその旨が書かれてるけど中々対処が難しいんだなと印象を受けた。以下、参考記事。
URLが固定化されているサイトは数字を増やしやすい
そして問題のKickだけれども、Kickは基本的にTwitchのソースコードを丸パクリする形で作られている。*1
KickはTwichやツイキャスみたいにいくら配信スタートしてもURLが変わらない固定方式を設けてる。Youtubeやニコ生は配信をスタートするたびにURLが変わる。
URLが固定化されているサイトは本当に数字を増やしやすい。Botなんて使う必要もない。例えばyahooのトップページに埋め込みリンクを載せときゃ同接なんて一万とか行くかもしれない。
Kickやツイキャスの同接の単位は、配信にアクセスが行われたかどうかがポイントっぽい。なのでKickやTwitchのビューBOTツールは調べればいくらでも出てくる。
配信者がやらなくても第三者ができてしまう
これらは配信者側が行うのではなく、第三者が簡単に行えるのがポイントだ。
埋め込みリンクは誰でも発行して自分のサイトに貼れるし、BOTツールはファンもできる。Twichなどではアンチが特定の配信者にBOTツールで嫌がらせをすることもあるそうな。そらBANなんて簡単にできない。
Botツールと配信サイトはいたちごっこみたいな状況
youtubeもTwitchも上記のようなBot対策で無操作時間とか視聴時間を参考にしたりするけど、ツールも進化を遂げているのでいたちごっこのような状態らしい。
IPアドレスなどを判別すればいいじゃないかと思うだろうが、業者は複数のサーバーを借りてIPアドレスを偽装することで対策を行う。一度プログラムと環境を組んでしまえばあとは設定して放置するだけで自動的にお金になるから。
Kickに行ってもリスナーが増えるかどうかはわからない
ここまで書いて分かることはKickが勢いがあるからと言って、リスナーが増えるかどうかはわからないということ。ツイキャスのときも同じようなことを思ったのでURL固定化系の配信サイトはどこも同じことが言えるんだと思う。
でも数字は目に見えるものがすべてだから、我々ができることはコメントしている人の名前を覚えたり、文章の傾向で勘どころ養うしかないのかな。
中堅から大手の配信者さんはこのスキルをデフォで持ってる。時々思い出したようにニコ生で配信してKickに戻っていくのは、なんとなくリスナーの増減を体感で感じているからなのかもしれない。
時給システムはいつか改定されるんじゃないかな
配信サイトと時給システムというのはすこぶる相性が悪い。KickもそういったBot対策はしていくのだろうけれども、ある程度配信者やリスナーを集めきったら時給システムそのものが改定されていくんじゃないかな。
ビューボッティングと配信サイトは切っても切れない悪縁のような関係。
時給システムでお金ばら撒いているKickがどう対応するかが今後の焦点になるだろう。そう考えるとニコ生のプレミアム会員のコメントでお金払う仕組みって優秀だったんだな。
*1:とある配信者がKickの配信ボタンを押したときに「Twitch」というテキストが表示されているのが確認されている