若者の平均身長が伸びるどころか下がっているらしい。
これは前にも研究されていた内容で妊婦のダイエットが原因ではないかという説があり医療においてもガイドラインの見直しが行われているらしい。
縮む日本人の身長…「妊婦のダイエットで低身長」のメカニズム解明 - YouTube
続・「妊婦のダイエットで低身長」 皆さんの意見を専門家に聞いてみた - YouTube
動画の内容
日本の医療では妊娠した妊婦の体重の増量を+10kgまでと定めており、それ以上増えてしまうと妊娠高血圧症のリスクを恐れ阿修羅のごとくお医者さんに怒られてしまいダイエットをすすめられてしまうらしい。
結果低栄養状態となり若者の低身長化に影響している。この現象はひ孫、玄孫の代まで続くとか動画の内容はそういう感じ。
未熟児が生きられるようになった、死産の子供も死ななくなった、それで身長が低い人でも生き延びるようになったから平均が下がったのではないか?という疑問にも答えていて。
たしかに未熟児の生還率も高いし、死産も減ってはいるけど、その数を鑑みても全体の身長が低くなっているのはおかしい、とのことで研究されたらしい。
たしかに該当記事のグラフを見てみると20~49歳までは男性平均身長が171.5cmで全く変化がないのに、18~19歳でいきなり1cmもガーーンと下がっている。いきなりこんな下がり方をするのは変だ。
帝王切開がなくて母子ともにバンバン死にまくってる代と比べて身長が下がってるなら分かるけど、20代~40代の年代で医療が劣悪で母子ともにバンバン死にまくってるってのはさすがにないだろう。俺たちの世代をばかにするな(; ・`д・´)
日本の独特な痩せ信仰
こういったニュースを見て思うのは、日本ではやっぱり痩せ信仰みたいなものがあって、体がちいさくて小柄な女性が好まれるし、女性自身も小さい女性を憧れにしている人が多いなとよく思う。
最近びっくりしたのが骨が脆いという言葉が若い女性にとっては誉め言葉で、骨が太いという言葉が罵倒に当たるということだ。
無意識に骨が脆いと言うと自慢に見えて不満を買ってしまい、骨が太いと自慢すると可哀そうだねと蔑まれる。
なんでだろうと前から思っていたのだが、彼女たちの感覚と私の感覚が大きく違うようだ。骨格ストレートとか言う言葉もあまりいい意味で使ってる人いないしね。最近話題になったプラスサイズモデルや痩せすぎモデルの危険信号に対しては、非難が多い。
はてなのブックマークコメントをよく見るけど、普段女性の出産がいかに大事だと熱く語ってる男性も、不妊のリスクになるほどガリガリ状態の女性モデルや摂食障害の女性のニュースに関しては美しさの基準だから別にいいとかいうことが多い
帝王切開がない時代のお産は壮絶だった
これには帝王切開という術式のおかげで本来お産で死ぬ人も、死ぬリスクがなくなったということがあるんじゃないかと思う。
帝王切開がまだない江戸時代では安産ではないということは阿鼻叫喚の地獄絵図になるということだった。
子供が生まれてこないと母親は三日三晩陣痛で苦しみ、子供と一緒に死ぬ。
それ以外にも、子供がお腹の中で育ちすぎてしまい外に出られず大量の出血とともに母子が死ぬなど当時のお産は、出産ができない=地獄の苦しみだった。
想像を絶する悲惨な光景で大奥と言うドラマでも、和宮という御台所が布の上から触診するだけの妊娠検査で骨盤が狭いと判断されたという話がある。
現代では、骨盤が狭くたって妊娠できればいいじゃん、と思うかもしれないけどその時代は帝王切開なんてものがなかったから、産道が狭くて子供が生まれないということは女性が壮絶な痛みを何日も耐え続けたのちにに血の海の中で子供と一緒に死ぬという地獄だった。
だから妊娠できるかよりも安全に出産できるかのほうがはるかに大事だったのだ。
今はみんな出産なんて死なないからいいじゃん、と軽率に言う人が増えてるけど、帝王切開があるから死なないだけで出産とは本来壮絶なものなのだ。
かくいう私も帝王切開でうまれており、母親の子宮のかたちが細長かったのが影響しているらしい。
だから私も遺伝していてもしかしたら難産になるかもしれない。そうおもうとやはり出産なんてするもんじゃないな、と思ってしまう。
このように、一度原点に立ち返って健康の大切さを学び直すのもいいと思う。
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