時が経ちいつのまにかゴリアテはSランクギルドになっていた。格差の激しいマッチングにより格上を数多く相手にしたゴリアテギルドメンバーにとって総合値20万程度のAランクギルドは苦もない相手だった。
練られた戦略と勝てる勝負だけ全力を注ぐというギルド方針によっていつのまにかSとAの間を往復するガチギルドになっていた。
この時の平均総合値は17万程度。ぱっと見吹けば飛びそうなメンバーだが、16万しか総合値がないヒルビリーですら一回、5万のダメージを出すこともあった。舐めてかかると痛い目を見る。それがギルドゴリアテ。
それはグランコロシアム後、ゴリアテに入りたいと言う変わり者が現れた。
ハブヨシハル
すみません、グランコロシアム後ギルドに加入したいのですが…
なんとあの永世七冠が我がギルドに入りたいというのだ!!これは了承するしかない!!
トラッパー
あ、あなたは永世七冠!!どうぞギルドにお入り下さい!!
そして……
ハグヨシハル
永世七冠だと思った!?残念!ハグちゃんでした!!
トラッパー
な、なんだとーーーー!
そう、ハブヨシハルではなく、ハグヨシハルだった!!永世七冠に扮したハグがギルドに加入したのだった!新たな仲間「ハグ」を迎えたギルドゴリアテはまた最強への一歩を踏み出すのだった!
一方……
最強のギルメン
えっ……なんですか?このノリ怖い。私ギルド抜けますね
新しい出会いと同時に別れを向かえるギルドゴリアテであった……。