The Elder Scrolls V: Skyrimというゲームを御存じだろうか。2011年の12月頃に発売されたオープンワールドRPGで剣と弓と魔法とドラゴンの世界でドラゴンボーンとなって冒険するゲームである。
タイトルに10年越しって書いたけどまど10年たってなかった。正確には9年くらいである。ある日、フレンドがスカイリムをやっているのを見ていたら無性にやりたくなったゴリアテは、ゲームを起動してまた初めからやってみることにしたのだった。
ちなみにこのゲーム、オブリビオンというオープンワールドRPGの続編なのだが続編という割にはできることが少なくなっている。前作では魔法を自作して作れたり軽業というスキルがあってジャンプ力が変化したりかなり自由度が高かったが今作でそういった要素はなくなっている。その代わりダンジョンやクエストの種類が豊富で変化に富んだものがかなりあり個性的なNPCが多数存在している。
冒険できる地方もシロディールからスカイリム地方に変わっている。そのためどこを歩いても雪だらけでほとんど景色が変わらないので初プレイの人はかなりダルいかもしれない。
囚人として捕まったゴリアテは反乱軍を処刑されるついでに処刑されそうになるが、ドラゴンの襲撃によって処刑どころではなくなり、なんとか死を免れた。ドラゴンからも命からがら逃れやっとのことでリバーウッドという小さい村に落ち延びる。
ここまではゲーム序盤のお決まり展開なのだがここでまずやることはそう!リバーウッドで暮らすエルフ「ファエンダル」に弓術の訓練をしてもらうのだ!
ファエンダルのたくらみに付き合い、偽物の手紙を女性に渡すことで彼を従者にすることができ、しかも弓術の特訓までしてもらえるようになる。女性と吟遊詩人の男性を引き離すために偽物の手紙を送り付けるというかなり陰湿なクエストなのだが報酬はなかなか美味しい。プレイヤーの良心を試すような内容である。
しかし弓術の訓練にも金が必要。1回当たり210ゴールド。ちなみにこの世界のパンを購入するのに約10ゴールドかかる。
ファエンダル「金がないのなら働くしかないね。薪割りに畑の収穫、やることは山ほどあるよ」
ゴリアテ「!!」
ファエンダルに仕事を紹介してもらったゴリアテは昼から夕方までとにかく薪を割って働く。
畑へ行って野菜の収穫を手伝うゴリアテ。うーん腰にくるなぁ…。
薪は非常に重いためホッドのところまで歩いて運ばなければいけない。
薪1キロにつき5ゴールド。とにかく汗水たらして働かなければ。
一日休まず働きやっと500ゴールドまで溜めることができた。リバーウッドは素朴でのどかな村なので薪を割ったり畑仕事をしながらのんびりくらすのもそこそこ楽しい。
ファエンダルを従者にし、射手の訓練をしてもらいつつ、お金が足りなくなったら持ち物の交換でファエンダルに支払ったゴールドを取る。これを繰り返すことで少ないお金で訓練ループをすることが可能なのだ!!一気に弓術を50まで上げてからメインクエストに挑むことができるぞ。
メインクエスト「声の道」にてドラゴンボーンの中に眠る竜の言葉を解放するために試練に挑むゴリアテ。
ユルゲン・ウインドコーラーの角笛の入手のためにウステンクラブまでのこのこ歩いてきたのだがなんと角笛が誰かの手によって盗まれている!!!祭壇には奇妙なメモが……。
なんと角笛を取り返してほしかったら「俺の話を聞け!」という強迫めいた手紙が!!これは許せないぞ!人の苦労を何だと思ってるんだ!!
角笛を盗んだのはこのデルフィンという女だった。あなたの敵じゃないっていうけど角笛を盗んだ時点で全く信用ができない。何を話してもラチがあかないので手早く説明してもらうことにした。
クズデルフィン「いつ説明するかを決めるのは私よ、いい?あなたがここへ来た時気にくわなければ殺すことだってできたんだから」
はああああああ!!!???なんだこの女!!!こっちはわざわざ出向いてやってんのになんでこんな偉そうなんだよ!!てめえなんか雷撃呪文で分解してやるわ!!俺の破壊魔術のスキル100だぞ!!!※寄り道しまくったため破壊術と弓術が達人クラスになっています。
しかしデルフィンのクズ発現はまだまだ序盤であった。ゴリアテが想像する以上にデルフィンのクズ発現は続く……。
あなたには関係のないことだ→「それは違うは、これは私の問題ヨ。ドラゴンを止めることができるのはあなただけかもしれないのよ」
↑お前が協力して当然だとでもいうような態度。
クズデルフィン「私を信用できないというのなら、のこのこやってきたあなたがバカだったってことよ」
↑協力してくれる相手に対してバカ呼ばわりするデルフィン。
クズデルフィン「気が変わったら私のところにきて。きっとそうなるはずよ。そうせざるを得ないの」
↑こいつに話しかけないとメインクエストが進まないシステムの仕様を逆手にとって俺が偉いと言わんばかりのセリフ。
このクソ野郎!!!
しかしこのデルフィン、メインクエストでヒロインの位置にあてられており殺すことができない。モンスターハンターワールドの受付嬢的な立ち位置なのだ。
チクショウ!!チクショウ!!
ゴリアテは代わりに宿屋をめちゃくちゃに破壊しまくった。手あたり次第のものをファイヤーボールで木っ端みじんにし宿屋を散らかしまくった。
宿屋のチーズやらワインボトルを散らかしまくったがそれでもゴリアテの怒りは収まらない。
ドラゴンを攻撃すると見せかけてライトニングテンペストでデルフィンを攻撃しまくる。※付呪で破壊魔術の消費を抑えてるので無限にテンペストを打てる。
もう二度とリバーウッドに近づくもんか!!メインクエストなんてもう二度とやらないぞ!!!
ゴリアテはリバーウッドから逃げ、北の大地へと旅立つのであった。
ちなみにこのデルフィン、スカイリム屈指の嫌われ者として有名。
googleの検索候補にはデルフィン クズとかデルフィン 殺し方とまで出てくるほど嫌われている。手伝って当然だとでも言わんばかりの態度、売り言葉に買い言葉のような煽り、腹が立つのに殺害できないし、物語を進めるには嫌でもこいつに話しかけなければいけない。とにかくプレイヤーの神経を逆なでするかのように作られている。
実は今から9年前にプレイしたときゴリアテはここまでデルフィンに腹を立てることはなかった。ただ淡々とクエストを進行させていたのだ。
今から9年前、ゴリアテは前職の職場環境でかなりの感情を消失させておりゲームなどの娯楽をしていても楽しみという感情を失っていた時期があった。あれから数年の時がたち、感情を取り戻したことでデルフィンに対する怒りが生まれたかと思うとちょっとしんみりするゴリアテであった。
たぶん続く。