このマンガがすごいとか数多くの方によってマンガが紹介されていますが、やはり人気や知名度が高く、内容も一般受けするようなほのぼのストーリーが多いので、完成度が高い割りにあまり注目されていないようなマンガを紹介していきたいと思います。注目度が高くても紹介しますけどね。
がっこうぐらしとかドラゴンボールとかワンピースにナルトにハンターハンター。こういった極端に有名すぎるものは避ける方向で行きたいと思います。知名度も高すぎますし、なんというかわざわざ紹介するまでもないと思うので。みんなが当たり前に好きで、みんなが一番!というようなものを紹介しても意味がないと思う。
年代や未完・完結などとくに条件は定めずご紹介していきます。掲載誌も記載していきますので普段、ジャンプしか読んでいないという方もこれをきっかけに他の雑誌も見ていただければと思います。
第16位 ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
この漫画の読みきりを始めてジャンプで見たとき震えが止まりませんでした。怖いのではなく感動的な意味で。ジャンプでは珍しいホラー漫画ですが恐怖を通じて登場人物の痛みや物語の切なさが伝わってきます。
事務所に訪れる一物かかえたお客たち。人間の黒い部分も良い部分もこの漫画ではあらわになります。
とくに読みきりで登場したフレンドリーな美少女「カヤ」の話は一品です。
「こいつを助ける?こいつはお前のことをストーカーだと思ってたんだぞ?なぁそうだろ?カヤ?お前はこいつのことをストーカーだと思ってたんだろ?」
この台詞には身震いしました。こんな漫画はもうジャンプには出ないだろうなぁ・・・・・・。残念なことにムヒョとロージーはジャンプの中では人気がでず打ち切りになってしまいました。ホラー漫画なので怖いというのが理由みたい。
第15位 東京タラレバ娘
第14位 死役所
作:あずみきし
死を通じて登場人物の物語を描く漫画です。物語の本質は悪質であと味が悪いものですが、どことなく重みがあります。それは死んだ人間を通じて物語が展開されるからでしょう。死んだ理由、死んだ後の世界、それらがきちんと描写されています。
基本、人というのは自分が死んだ後のことは考えない。死んでしまえばそれで終わりだから。でももし、死後の世界があって自分が死んだ後まわりの人たちがどうしているかを知ることができたら・・・・・・。
第13位 有田景商店街
転校生がいつも食べているパン・・・・・・の広告が印象的な漫画です。ストーリーの基本は笑うせぇるすまんの女学生版といったところでしょう。良い人も悪い人も、素敵なアイテムによって破滅させられていきます。オムニバス形式で物語が詰め込まれており正直パンの話は微妙です。絵も下手だしこれと言った落ちもない。
序盤の話はどれもつまらないのですが徐々にストーリ性が高くなっており、最初はチープだった絵もおそろしいくらい綺麗な絵になっていきます。
特に印象に残ったのがこれ。戦国絵巻編で出てくるシーン。
平和な世界で暮らしていた女子高生が、戦によって正気を失った姿。純朴な美貌には死相が浮かびもとの可愛らしい容姿と混ざり異様な美しさを放っています。あまりの異様さ美しさに思わず見惚れました。
女子高生がアイドルになって競い合う話は純粋におもしろかったです。そして絵も綺麗。
第12位 アラタカンガタリ
作:渡瀬 悠宇 掲載誌:週刊少年サンデー
アラタカンガタリ~革神語~ リマスター版 1 (少年サンデーコミックススペシャル)
少女マンガ「ふしぎ遊戯」を描いた渡瀬さんの漫画です。少年漫画として登場しました。少年が異世界で冒険するというストーリーなのですが、異世界の描写・設定が非常に深く、ストーリーも丁寧に描かれています。
主人公はいじめられっこでかなり辛い過去を背負った少年です。異世界がただの逃げ場でなく現実との向き合いへつながっていく展開は見事です。巻の区切りが気になるところで終わっているのでついつい次の巻を購入してしまいます。
あと女の子の裸が綺麗ですヨ。
第11位 愛しのムーコ
作:みずしな 孝之 掲載誌:イブニング
第10位 オーダーメイド
作:高橋一仁 掲載誌:週刊漫画TIMES
数百万の大金を払うと、自分の望みどおりのアダルトビデオをオーダーメイドで作ってくれるというありえない設定から始まる漫画。しかしストーリーは非常に作りこまれており飽きさせません。ついつい気になって読み進めてしまいます。
一部、肉欲と欲望の果てに悲劇的な結末を迎える登場人物もいますがそれも含めて、ある意味、あと味の良い漫画です。
第9位 いぬやしき
作:奥 浩哉 掲載誌:イブニング
おじいちゃんが主人公でサイボーグなヒーローという衝撃的な漫画です。
作者の奥さんはガンツを描いた実力のある方ですが、やはり二作目以降もおもしろい漫画を描きますね。2ちゃんねらーの集団殺害やツイッターの拡散など時代に沿ったインパクトのある展開を盛り込んでいます。
第8位 よんでますよ、アザゼルさん。
第7位 今際の国のアリス
第6位 コウノドリ
巷で話題のコウノドリです。コウノトリじゃなくてコウノドリ。舞台は産婦人科、主に出産を扱った漫画です。
産婦人科を扱ったドラマとかって、妊婦が自然分娩で頑張って出産!綺麗な赤ちゃんが生まれてよかったね☆そういったベタな展開が多いじゃないですか。ある意味おやくそく、みたいな。母親が綺麗な赤ちゃんを抱いて、夢と幸せがいっぱいだね、出産てやっぱりすばらしい!てへぺろ☆みたいな。
この漫画はそういった常識的?な展開をすべて否定し現実だけを色濃く描写します。すべての子供たちが無事に生まれてくるわけじゃない。出産で起こる現実を美化することなく、逆に陰鬱に描きすぎず現実を上手に表現しています。
そう・・・・・・すべての子供たちが必ずしも無事に生まれてくるわけじゃない・・・。
無事に出産した妊婦の部屋の隣では、おなかにいる子供が死んでいることを分かっていながら出産する妊婦がいました。子供の泣き声が響かない静謐な部屋・・・。生まれてきた子供は死産でした。(コウノドリ 11巻)
また、別の話は隠れた病が発症したことで子供も母親も一緒に亡くなってしまいました。あの時もっと対処していれば・・・後悔してもなす術がない。医者にも家族にも、残酷な現実だけが残ります。幸せや奇蹟だけじゃない。それが出産。
ありがちな人間関係もリアルに描写されていますよ。尋常じゃないほどの食欲を見せる妻に「痩せろよデブ!」と罵ってしまう夫とかとってもリアルです。
ストーリー展開が純粋におもしろいので主婦や女性だけではなく若い子や男性も楽しめる作品ですよ。
第5位 賭ケグルイ
作:河本 ほむら 掲載誌:月刊ガンガンJOKER
学園を舞台に繰り広げられるギャンブル!ケタがひとつとんだような高レートで現金が飛び交います。一回のゲームに100万、200万はかけます。最悪数千万は余裕で飛びます。3億という規格外の借金をかけられることもザラ。
そして登場人物がどいつもこいつもギャンブルジャンキー。そして顔芸がすごい。可愛らしい少女たちが歪に表情をゆがめ、カイジにボコボコにされ一条のように綺麗な容姿をぐちゃぐちゃにしてギャンブルに挑みます。負けた人間に対する態度もヒドイ。一般人は、勝負の後、互いに賞賛したり、礼をしたり、それが正しいことだと錯覚しているようですがこの漫画では徹底的に踏みにじり嘲笑い罵ります。勝ったときの爽快感も負けたときに屈辱感もおもしろいほどに表現された漫画です。
ゲームの内容はルーレットと黒ヒゲくん危機一髪を混ぜたようなオリジナルなギャンブルから、集団じゃんけんのような一風変わったもの、はたまたインディアンポーカーなどが登場します。ギャンブルの読みあいを超えてもはや推理ゲームです。アカギの女の子版。
第4位 ワンパンマン
もともとはWeb漫画で連載されていたのをリメイクした漫画です。リメイク版はすさまじい画力で一見の価値アリ。ストーリー自体は非常に熱い展開で進んでいくのですが、決着をつける主人公はいつもぬるま湯です。最強なのにノリが軽い。そこがいいんですけどね。
ジェノスや音速のソニック、キングなど登場人物も魅力的で続きが気になる漫画です。
第3位 幽麗塔
作:乃木坂太郎 掲載誌:ビッグコミックスペリオール
幽霊塔をモチーフにした推理漫画です。登場人物にそれぞれ魅力があってそれでいてカッコイイ。 登場人物が魅力的な上、伏線の張り方も巧妙でストーリーもしっかりしています。まさに完璧の完成度を誇る漫画です。
とくに平凡でこれといった特技も長所もない人畜無害な童貞の主人公が成長する姿は見事です。主人公の成長をこれほど見事に描けた漫画はないと思います。
そんじょそこらの少年漫画をはるかにしのぐ成長物語でしょう。ジェンダー観、童貞主人公の成長、複雑に織り込まれた複線、推理・・・難しい数多くのテーマを見事に納めています。やはり実力のある人が描く漫画は違います。
第2位 U12
第1位 累 —かさね—
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