私はかねてよりツイッター中毒で仕事中だろうが休日だろうがツイッターを見ている。
見ているだけでツイートしないことも多々ある。とにかくツイッターを見ている。*1
ツイッターを見ていると頻繁にゲームの広告が出てくる。広告は広告を非表示にするブロッキングアプリによって表示させないようにすることもできるし結構な人が導入しているらしい。
私は広告を見ること自体はそんな嫌いではないし、ツイッターやニコニコ動画みたいなサービスは当然サーバだけでも維持費がかかる。みんなが広告を非表示にしてしまったらそういったサービスは存続できなくなってしまう。そういった理由からあえて広告を表示させている。
昨今中華系のアプリ制作会社が広告に力を入れているらしく結構気になる内容の広告を入れている。和ゲーの広告は派手なオープニングみたいな広告なのだが中華系はなんともギャグテイストでユーモアあふれるゲームとはまったく関係ない内容の詐欺広告が主流となっている。
リプライ欄やレビューを見ると広告とまったく違うとクレームが大量に来ているが、逆に気になってしまう。ということであえて広告詐欺のゲームをやってみることにした。



最初のゲームはこの謀りの姫Pocketというゲーム。
善とか悪とかあってみるからに面白そうだ。
謀りというくらいだからどろどろとした宮中の探りあい、毒殺、姦計……ゾクゾクとするようなストーリーの濃いゲームなのだろう……。自分の選択肢で相手を落としいれ、その結果自分が報いを受ける。
私は期待を胸にゲームをインストールしてみたのだった。
キャラクターカスタマイズは美麗


キャラクター選択画面。ジョブみたいなものがあって選べるようになっている。
ゲームのグラフィックは意外にも美麗。アニメーションも出来がよくて飛んだり跳ねたり滑らか。着ている衣装も華やかでむっちゃきれい。センスいい。
ストーリーは女の泥沼かと思いきや…



ストーリーパート。広告で使われていた絵の一つ。どうやら皇后同士での派閥争いがあるみたい。
ストーリーを進めていくとたまに小競り合いになってる。
基本的には因縁をつけられたりちょっとしたことで言い争いになったりしている。
侍女「錦箱をなくしてしまったわ!」
主人公「それはこちらですか?そこに落ちていましたわよ」
侍女「返して、もし錦箱をなくしたことを貴人様にしられたら、私めは…」
主人公「なら、自分でとってみてごらん」
えっ!!いきなり戦闘シーンはじまった!
そう!このゲームでは言い争いはすべて暴力で解決するのだ。
なんという中世ファンタジースタイル……。
宮中を舞台にしているのでもう少ししおらしいものかと思っていたが最終的に勝つのはやはり力だった!
ちなみにこの戦闘シーン基本的には見ているだけでコマンドなどを入れることはできない。攻撃力、防御力などのステータスが存在しそれらの合計を謀り力(たばかりりょく)という謎の指標で表している。
暴力なのに謀り力とはいかに……。設定は宮中のはずなのに相手は殴って黙らせろの脳筋スタイル。
頭悪そう。
というか「ならとってごらん」って普通に返してやれよ……。
一応こんな選択肢みたいなのも存在する。ストーリーの分岐とかにかかわるのかは不明。広告で見た画面とはイメージが少し違うけど…ストーリーを進めていけばもう少し内容の濃いものになるのだろうか。
夜伽だと!!?
夜伽というとす、すなわちせ…せ、せ、セkk……
こうしちゃいられない!早くゲームを進めてせk…夜伽シーンを見なければ!!
やる気を深めるゴリアテであった……のだがこれから数時間プレイしても夜伽のシーンはなかなか訪れず……。
ゲームは一本道
正直言ってプレイがつらくなってきました。いろいろミニゲームがあったりグラフィックがきれいだったりクオリティは高いんですけどゲーム自体が一本道でオープンワールドが好きな私には合わなかったです。
選択肢はあることはあるんですけどそれによって大きく展開が変わるとか死罪エンドとか極端な変化はなさそうです。広告で見たような追放とか毒殺とかそういう自由度に期待していたんですけど実際は一本道なのでそのあたりが詐欺広告っていわれていたのかな。


ちなみにこんな感じで乙女ゲーまがいのスキンシップシーンや着せ替え機能も存在する。皇帝との恋愛イベントは皇帝がなんかメンヘラっぽくて好きじゃない。展開も都合よすぎで現実味がないのだ。
総評
無駄にミニゲームが豊富でゲームとしての品質がいいのが悔しい。でも実際は広告に出ているみたいにタイムスリップも毒殺もしない。実際プレイヤーの判断でたばかることは少ない。着せ替え機能だけはUIの違いはあるが実装されている。
ゲーム自体の出来は非常によく、よく海外のツールで見かけるあれもこれも機能を入れた結果何をすればいいかわからなくなった感じ。ガチャシステムもあることはあるけどどれがSSRなのかいまいちわかりづらい。下手をすると和製アプリよりも出来がいいかもしれない。
結局のところ作業
結局のところ、いろいろ機能やミニゲームは豊富だけど方向性はひとつで、謀り力を上げるためにいろんなミニゲームをやって素材を集めて強化するゲーム。
ミラクルニキみたいな衣装コンテストとかもあるけど、一つ一つのミニゲームを繰り返して素材を集めるというのが作業的。この作業感が正直めんどくさくなってくる。もうやらないかな。うん。
*1:見ているのだが通知に関しては全部オフにしていたので大事な人からの通知をもらすことも多かった。リプライをもらってから半年後によく返信するということが多々あるのだが本当に申し訳なく思う。