毎週金曜日はウォッチパーティの日。アマゾンプライムビデオで様々な鬱映画感動映画を見ています。
今まで見てきた感動映画の履歴と感想をまとめておきます。ウォッチパーティをみんなで視聴したい方は金曜日の21時下記チャンネルまでどうぞ。
見た映画にはゴリアテが個人的に感じた感想をつけています。またその感想を端的に表すカテゴリをつけています。カテゴリは下記の通りです。映画によって独自性がある場合は固有のタグや新しいタグが生まれる場合があります。
- さっぱり
後味すっきり軽く見れる映画。 - 爽快
ワハハと笑いながら見れて見た後の後味もよい映画。 - 感動
見た後に映画をみたなー!と感じさせストーリーだけでなく演技や芸術性全てにおいて完成されてる鬱映画とはかけ離れた映画。 - まずい
見た後に後味の悪さが残ったり、描写やストーリーが一般向けでない映画。 - 精神攻撃
明らかに特定の人物に共感を与え精神的なダメージを与えてくる悪質な映画。 - がっかり
期待してみたけど思った以上につまらなかった映画 - グロ
グロい映画。グロテスクなだけだとこっち。 - 猛毒
精神を汚染させ、見る前に注意が必要な最悪の鬱映画。制作者の悪意を感じさせ描写や内容が狂気に汚染され、終わり方すさまじく悪質だったいするとこちらにカテゴライズされる。ただグロなだけでは入らない。
- ★5評価早見表
- ウォッチパーティで見た胸糞悪い感動映画まとめ
- 第一回 ジョーカー
- 第2回 草原の実験
- 第3回 ザ・スイッチ
- 第4回 ファウンド
- 第5回 パペットマスター
- 第6回 好きにならずにはいられない
- 第7回 母なる証明
- 第8回 箪笥
- 第9回 ジャンクヘッド
- 第10回 テロライブ
- 第11回 ヨンガシ~変種増殖~
- 第12回 ボーダー二つの世界
- 第13回 ゴーンガール
- 第14回 インターステラー
- 第15回 殺人の追憶
- 第16回 タクシー運転手
- 第17回 コンテイジョン
- 第18回 さがす
- 第19回 グリーンブック
- 第20回 ビッグ・アイズ
- 第21回 プラットフォーム
- 第22回 トランスワールド さっぱり
- 第23回 残酷で異常
- 第24回 メランコリック
- 第26回 きっと上手くいく 感動
- 第27回 岬の兄妹
- 第28回 朝が来る
- 第29回 無垢なる承認 感動
- 第30回 エスケーピングマッドハウス
- 第31回 本当の目的
- 第32回 整形水
- 第33回 アオラレ
- 第34回 水曜日が消えた
- 第35回 女子高生に殺されたい
- 第36回 ナイトクローラー
- 第37回 EXIT
- 第38回 ハッシュマネー
- 第39回 ペパーミントキャンディー
- 第40回 エリジウム
- 第41回 ハースメル
- 第42回 孤独なふりした世界で
- 第43回 カルガ~積荷の女~
- 第44回 アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
- 第45回 藁にもすがる獣たち
- 第46回 Mr.ノーバディ
- 第47回 失われた国家
- 第48回 Blank13
- 第49回 SWALLOW/スワロウ(字幕版)
- 第50回 エヴォリューション
- 第51回 ベイビーティース
- 第52回 グローリー 消えた腕時計
- 第53回 聖なる鹿殺し
- 第54回 クワイエット・ボーイ
- 第55回 史上最悪のメキシコ横断 俺たちハングオーバー!
- 第56回 ザ・レッスン 女教師の返済
- 第57回 異端の鳥
- 第58回 ファミリーファミリー
- 第59回 ゼロの未来
- 第60回 オールド・ボーイ
- 第61回 ネオン・デーモン
- 第62回 悪の教典
- 第63回 ホラーマニアVS5人のシリアルキラー(字幕版
- 第64回 凪待ち
- 第65回 予告犯
- 第67回 裏アカ
- 第68回 累
- 第69回 冷たい熱帯魚
- 第70回 ヘルタースケルター
- 第71回 天気の子
- 第72回 子宮に沈める
- 第73回 魔女と呼ばれた少女
- 第74回 式日(しきじつ)
- 第75回 ずっと独身でいるつもり?
- 第76回 老後の資金がありません!
- 第77回 ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
- 第79回 ブルー・バイユー
★5評価早見表
順番はショッキング順おすすめ順です。
タイトル | ジャンル | カテゴリ | 制作国 | |
---|---|---|---|---|
母なる証明 |
サスペンス | 猛毒 | 狂気 | 韓国 |
プラットフォーム | サスペンス | 猛毒 | グロ | スペイン |
カルガ~積み荷の女~ | マフィア | 絶望 | ポルトガル | |
テロライブ | 報道サスペンス | 絶望 | 韓国 | |
アオラレ | カーチェイス | 爽快 | スプラッター | アメリカ |
失われた国家 | エイリアン | テロリスト | すっきり | アメリカ |
ボブと言う名の猫 | 猫伝記 | 天才 | イギリス |
ウォッチパーティで見た胸糞悪い感動映画まとめ
第一回 ジョーカー
サスペンス
精神攻撃
オススメ度:★★★★
バッドマンで有名で人気な悪役「ジョーカー」がなぜ犯罪者になってしまったかを描く問題作。母親の介護、笑い続けてしまう発作、不遇な環境の中徹底的に弱者がいじめられる内容で見た人は鬱な気分になる映画。ジョーカーウイルスなんて言葉も出るくらい話題になった
Amazon.co.jp: ジョーカー(字幕版)を観る | Prime Video
- ネタバレありの感想を読む
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ジョーカーに共感して犯罪をしてしまう人がでたくらい男性から共感を得やすい作品。ジョーカーウイルスなんて言われるくらい。
今は弱者男性なんて言葉がでるくらい発達障害などを抱えている人は思わず共感してしまうかもしれない。
けど勘違いしてはいけないのはこの作品ではジョーカーを徹底的に弱者として描いてる。彼に共感して電車内で暴れた人も過去には恋人がいたりそこそこお金を持ってたり肉体も強い。でもこの映画のジョーカーは彼女がいないし欲しくても相手にされないから妄想で拠り所を得ている。私たちは彼より圧倒的に強者なのだ。
見た感じジョーカーは自ら犯罪者になったサイコパスではなく周囲から犯罪者の象徴として祭り上げられたように感じた。
貧富の差で不公平感が強いゴッサムシティでは弱者が強者に歯向かうという象徴が必要だった。
ジョーカーを一件にそれが一気に燃えてしまった。ジョーカーはプロのコメディアンなので周囲がそれを望めばそれを演じる。だからジョーカーはジョーカーであり続ける。そんな映画。
第2回 草原の実験
無音映画
ガッカ
オススメ度:★★
セリフのない無音映画。ロシアの草原で暮らす父と娘をまったりと描いて最後は。
いろんなところに細かい伏線があったり話に変化があったりはするけど最後まで見るのはしんどいかもしれない。
最後は見事にタイトルを回収している
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- ネタバレありの感想を読む
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タイトルそのままで集落ごと巻き込んだ核爆弾の実験。国はそこにすんでいる人はいないと言っているが実際は集落ごと破壊されてしまった。
途中父親が連行されているのは核実験を阻止するための交渉で、娘が車で走った行き先は有刺鉄線で覆われておりこれは彼女が逃げようにも封鎖され逃げられないことを意味する。
父親の指は6本、ここで幾度か実験が行われていることを示唆している。レビューで気づいたけどよく見てんなー。映画通はすごい!
第3回 ザ・スイッチ
コメディ
爽快
オススメ度:★★★★
スプラッター映画をテーマにしたコメディ映画。おとなしくていじめられっ子気質の少女とサイコパス殺人鬼の人格が入れ替わってしまうことから始まるドタバタコメディ。
入れ替わってしまったが故に今までのように力で殺戮しなくなったキラー側や内股で歩く中身は女子高生大男など見ていて退屈しない作品だった。
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ストーリーがちゃんとあって女子高生が抱える姉へのコンプレックス、家族の温かみと少女の弱さを感じた殺人鬼など登場人物の心理描写も見事だった。
殺人鬼は最初家族を殺そうとしたけど、なんだかんだ見逃しているのはやはり肉体が少女のものだったからだろうか。
そしてその後殺す対象も全部主人公に難癖つけたり虐めたりする相手だったので殺人鬼が完全に主人公の気持ちに流されてしまってるのがわかる。
第4回 ファウンド
スプラッター
猛毒
オススメ度:★★★
なんでスイッチ見た後にこれ見ちゃったんだろう…。この映画のせいでほっこりした空気が一気にサイコと化してしまった…。
小学生の少年と兄の兄弟愛を描いた作品だけどとにかくグロ!グロ!グロ!!
兄と和解できたと思ったら最後はあれかよ…ぐぇぇ…
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にいちゃんが弟をいじめる両親を惨殺。弟は目玉をくり抜かれた両親の死体と川の字で寝そべってグッドエンド!よかったね⭐️
第5回 パペットマスター
スプラッター
爽快
オススメ度:★★★
すっげー古いスプラッター映画。のリメイク版。個性的な人形たちが次々と人を殺しまくる爽快スプラッター。殺し方がとにかくグロい!グロいと聞いてゴリアテは子供の頃からずっとこの映画が見たかった。
最後はガハハと笑いながら次々としんで行く人らを眺められる爽快スプラッター作品
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思ったより爽快感あって人形に個性があって面白かった。予想以上に人がサクサクしんでくしんでく。
グロいけど不思議と気分は悪くならないB級スプラッターって感じ。
第6回 好きにならずにはいられない
恋愛
精神攻撃
オススメ度:★★★★
せっかくいい気分で映画観たのにそれを台無しにしていくゴリアテ。原題はフーシというタイトル。ポスターのデザインを日本人によってボケカスにいじめられたのが話題だが内容はそれをさらに超える精神攻撃物
40代童貞でデブでオタクのフーシがとにかくネチネチいじめられる。
「おじさんなんでラジコン持ってるのー?子供にあげるのー?自分用?でもおじさん大人だよ!?」
やめてやれ
Amazon.co.jp: 好きにならずにいられない(字幕版)を観る | Prime Video
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どんなひどいことをされてもひたすら尽くすフーシの優しさが心刺さる作品だった。リスナーは阿鼻叫喚だったけど個人的にはバッドエンドではないと思う。
交際した女性は鬱で旅行をドタキャンしフーシは一人でエジプト旅行に。
あまりにも悲しすぎる展開だけどそれは人生において恋愛しようとしたらよくあることなのだ。
誰かと本気でぶつかろうとすれば傷つくこともあるし。でも人生が晩年になった時振り返って自分にも本気で人とぶつかったことがあったんだ、と一つの経験になる。だからフーシの最後は言うほど悪い物ではなかったと思う。
リスナー「一人ぼっちで旅行行って、お店作る羽目になってそれでもグッドエンドだって言えるの!!?」
ぼく「人生死ぬときによかったな!って思うんだよ!だからお前らは童貞なんだよ!!」
リスナー「(´;ω;`)ウッ…」
ぼく「ご、ごめん…」
第7回 母なる証明
サスペンス
猛毒
狂気
オススメ度:★★★★★
ウォッチパーティ最大の問題児。この映画を見てしまったせいで次のセレクションの難易度が急上昇した。
韓国の映画でパラサイトなどで有名なポンジュノ監督の作品。女子高生殺害の容疑で捕まった息子の無実を証明するため自ら事件の捜査を行うシングルマザーのストーリー。
ポンジュノ監督の作品はパラサイト、殺人の追憶と色々あるけどどれも救いのないのが特徴。
中でも最も狂気性と芸術性が高いのが母なる証明で冒頭の謎の踊りと独特なBGMはよくもこんなのが頭からでてきたもんだなと思わせるほど
- ネタバレありの感想を読む
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狂気!!狂気!狂気狂気!!お前らこれを見ても母性って素晴らしいって言えんのwって訴えかけるようなひっでーオチ。主演の女優さんは韓国の「みんなのお母さん」と言われるほど有名な人らしい。そんな人にこんな役をやらせんのか…。
ニコ動でも作品がアップロードされててコメントがいっぱいあったけど「心中自殺エンドより狂ってる…」とまで言われていた。
冒頭から終わりまで本当に吸い込まれるように見せつけられる。数々の伏線が後半で一気に回収されていく流れは見事…そしてあの真実……最後のあのラスト……うわぁぁぁああ…(絶句
ニコ動で息子のヨンジュンは「後から記憶を思い出す時限爆弾みたいな奴」と言われていた。後のことを思うとあぁぁぁ…。
もう何から何まで狂気なんだけどもう伏線の回収は見事だし芸術性は高いしでウォッチパーティ開始時から一番の傑作だった。BGMが頭から離れない。ゴリアテは100本以上の映画は見てきたと思うけどその中でも三本指に入るくらいの名作。
第8回 箪笥
ホラー
がっかり
オススメ度:★
韓国のホラー映画。零紅い蝶を思わせるようなジャパニーズホラーっぽい作り。日本独特のホラー感が好きな人はいいかもしれない。韓国映画だけど。ゴリアテはこういうジャパニーズホラーが好きじゃないので合わなかった
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最後まで見てもよくわからなかった。ホラー感を楽しむ作品なのかな、これは。
ジャパニーズホラーの間みたいな感じがあまり好きじゃないから来るものがあまりなかった。
第9回 ジャンクヘッド
ストップモーション
グロかわ
オススメ度:★★★
ストップアニメーションで独特な世界を描いたちょっとグロくて可愛い人形劇。
SFらしいSFで地下世界のような陰鬱な環境でほのぼの生きる生物たちを描いている。
アクションシーンやストーリーの盛り上がりなどちゃんと描かれていてそこそこ面白かった
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ほぼ一人で作ったらしくその世界観はすごいとしか言えない。独特な施設、キノコを刈り取って売買する人形たち。頭を取り換えてなぜか生きてる主人公。
言葉で語るより実際見たほうが早い。異世界感を楽しみたい人にオススメ。
第10回 テロライブ
サスペンス
絶望
オススメ度:★★★★★
テロ中継を舞台にした作品。シーンは基本的にテレビ局の中継だけで構成されていて、主人公の男性キャスターがテロリストと政府とテレビ局の板挟みに合う。
シンプルで質素な構成だけど最初から最後まで惹きつけられるように見てしまう。ジェットコースターのように流れがどんどん転化していく。
そして最後のあのラスト…うわあああ、確かにこれは今の日本では作れない終わり方だぁぁ
Amazon.co.jp: テロ、ライブ(字幕版)を観る | Prime Video
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母なる証明の余韻が残る中見た作品だけど本当に面白かった。
人々(テレビ局)に裏切られた彼は世界に復讐するという結末を迎えるのだけど確かにこのラストは日本人にはかけない。
アニメではあるけど映画となるとどうしても日和ってしまうのは全体主義であるが故か。
テロリストの最後の「ただ謝ってほしかっただけだ。人の前で謝ることがそんなに難しいことか?」というセリフが切なかった。
第11回 ヨンガシ~変種増殖~
パニッククソ映画
ガッカリ
ハリガネムシ
オススメ度:★★
日本語にするとハリガネムシ。人間に寄生するハリガネムシが出現し水没させて殺してしまうというB級ただよう映画。テロライブがあまりにも面白かったので興奮をさますためにみたけどB級だった
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B級〜わかりやすいB級〜
でもパニック系シーンはよかった
クソ映画すぎてどういう終わり方をしたのかも覚えていない
この配信から「ゴリアテが選ぶ映画はハリガネムシ系」という二つ名が生まれた。稀に感動映画に当たると「普段のゴリアテのセレクションはヨンガシ」って言うのやめろ。
第12回 ボーダー二つの世界
サスペンス
まったり
オススメ度:★★
※ナゲット君セレクション
特殊な嗅覚で持ち込み物を検査する顔の醜い女性の話。その力があるが故になんとなく疎外感を感じている。そんなときたまたま同じような人に出会って…から始まる不思議な世界の話。
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ストーリーが難解でちょっとついていけなかった。社会では生きているんだけど特質した能力も受け入れられてるんだけどなんとなく疎外感がある女性の話。同種の人間と出会って自分が開放され認められ…という話。
第13回 ゴーンガール
サスペンス
まずい
オススメ度:★★
失踪した妻の行方を追う数十日を描いた作品。
夫の視点と妻の視点がそれぞれ描かれてて夫婦喧嘩って犬も食わねえな、と感じさせる。この映画が鬱映画と言われるのはとあるシーンが男性にとってはもう最悪で…
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とんでもなく最悪な夫婦喧嘩。不倫を繰り返して妻を傷つけた夫に対する復讐の方法がもう最悪。最後の主人公の夫の表情が…涙が…うわぁぁぁ…もう…。
こんな精神攻撃の最悪と化した方法を使わなくてもいいのにって思うけど…それ以前に旦那がしたことがあまりにも身勝手で妻としては絶対に許せなかったんだろう。それにしてもこの結末は…あまりに…。
第14回 インターステラー
SF
難解
オススメ度:★★★
アインシュタインのなんかよくわからない難しい原理をテーマにしたSF映画。地球の寿命がもうわずかでトウモロコシしか育たない。そんな中新たな星を求めて宇宙へ旅立つストーリー。難しすぎて頭痛くなる。
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随所、随所に伏線があってちゃんと回収される。でもちょっと複雑すぎて私はあまり好みではなかった。
第15回 殺人の追憶
サスペンス
胸糞
オススメ度:★★★
母なる証明のポンジュノ監督の映画。題名の通り連続殺人事件の追憶である。
1980年代の韓国が舞台になっており連続する強姦殺人事件の犯人を突き止めるべく警察が四苦八苦する話。
後味は最悪。猛毒ではなく誰が見ても納得できない終わり方をする。でもこういう迷宮入りの事件はたくさんある。とくに性犯罪はそれらが起きやすい。裁判などになっても証拠不十分で有罪判決になりやすいのは日本も同じだった。科学捜査という方法が今より普及していなかったから…。
韓国だけがそういうわけではなく日本でも同じような問題を抱えていた。
- ネタバレありの感想を読む
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警察がマジで無能。無能無能無能。証拠を無理やり作って犯人を仕立て上げたり、容疑者を拷問して自白させようとしたり本当に無能。
唯一まともそうなインテリ刑事もここぞという所で車のエンジンがかからないし機動隊は独裁政権下の暴動鎮圧で機能してない。しかも唯一、現場を見ていた証人も拷問を担当していた横暴な刑事が自分勝手な理由で店で大暴れして怖がらせてしまったせいで死なせてしまう。本当に最悪。
唯一の手掛かりの遺伝子鑑定も、容疑者と合致せず迷宮入り。結局最後まで犯人は分からない……。
当時の科学捜査が未熟だったというのもあるけど、こういった強姦事件で遺伝子検査が不十分だったり、その他の証拠も証拠不十分となることは日本でもよくあったらしい。
「抵抗しなかったから合意だった」と判決でよく出ていたことから日本も他人事ではないのだ。最近になって抵抗しなかったから合意というのは最高裁で退けられちゃんと有罪になるようになったけど。
「やっぱり韓国ってこういう事件が多いんだね」というリスナーに日本も1989年に強姦罪で刑務所に入った犯人が、出所してから報復として被害者を刺殺する事件なんかもあった。この事件は衝撃的でマスコミも報道していて警察に被害届をだす女性が減ってしまったという話をしたらリスナーが怖がって絶句してしまった。JT女性社員逆恨み殺人事件 - Wikipedia
第16回 タクシー運転手
タクシーカーチェイス
感動
オススメ度:★★★★
さわやかなタクシー運転手が巻き起こす爆笑ドタバタコメディ人情ドラマ、んなわけがなく陰惨な国家権力と暴力をテーマにしたガチな社会派映画。
道中のデタラメな英語でクスッとくるけど光武についた瞬間映画に雰囲気は一変する。いままで日の当たる道からいきなりスラムに入ってしまったかのような違和感。そこからの引き込みがすごい。
実際に起きた事件をもとにしているらしく当時起こった韓国の軍事による武力支配が元ネタらしい。タクシーがテーマらしくカーチェイスは必見。最後まで退屈しないで見れる映画
- ネタバレありの感想を読む
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所々ストーリーにツッコミはあるけど全体を通して綺麗に熱く作られている。共産主義とか軍事政権に焦点を当てるとどうしても陰鬱になりがち、だけどもそれと戦う地域の人々、助け合う同士、自分の命と引き換えでも今ある暴動を外の世界に届けようとする姿には心揺さぶるものがある。
日本では戦場のカメラマンは叩かれてしまうことが多いけどネットがない時代、場所でそれがすがるべき光かを思い知らされる。終盤、軍用車から逃げるシーンで同じ仲間のタクシー運転手たちが助けに来てくれるシーンにはほろっと涙。小さい体で軍艦のような軍用車に体当たりで立ち向かっていくシーンには涙が止まらない。
第17回 コンテイジョン
医療サスペンス
すっきり
オススメ度:★★★
新型コロナで大変な現代を予言したかのような映画。突如発生する肺炎をテーマにパニック化していく世界を丁寧に描いた作品だけど現実はそんなに甘くなかった。
- ネタバレありの感想を読む
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映画ではワクチンが出てハッピーエンドだけど現実はそんなに甘くない。ウイルスは変異を繰り返し、潰しても潰しても止まない。しかも期待したワクチンも重症化を防ぐだけで感染は防げないという有様。映画ではワクチンで終わりになってしまっていてその後が描かれない。
第18回 さがす
サスペンス
重い
オススメ度:★★★★
関西を舞台にしたサスペンスドラマ。失踪した父親を中学生の娘がさがすという海外ではよくあるけど日本では珍しいシナリオに惹かれて見てみた。
内容がとにかく重い…。とにかく重い。私は映画のカテゴリの後味にまずい、切ない、がっかり、グロい、猛毒…と言った感じにカテゴリをつけるが新ジャンル重い、が出てくるほどに重い。現実に起った殺人事件をテーマに日本では目をそらしがちな生死の問題を描いている。
初動の金槌を振るシーンやクラシックのテイストは母なる証明に似ているけど芸術性は及ばない。母なる証明はオリジナル音源だしね。でも2022年にしては稀に見る感動作だったと思う。日本では傑作を探すのが難しい。売りたい映画と素晴らしい映画は違うから。この映画も誰かに発見されてしまわなければ埋もれてしまう名作だったと思う。
実際に2022年に講演されて5月でアマプラ配信という速さ
- ネタバレありの感想を読む
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父子愛をテーマにした作品って珍しいなと思った。日本では父子愛は受けないからあまり作る人がいない。母子ものが一番受けるしリングも母子ものに改変されたくらい。万引き家族みたいに評価を受けるのは難しい。でもあえて受けが悪いテーマで作るのは名作が多い。この映画もえてして埋もれてしまっている。惜しいと思う。
日本では目を逸らしがちな尊厳死の問題について嫌と言うほど描かれる。重い、とてつもなく重い。
難病に罹ってしまった妻、それを介護する夫、病に罹った方もそれを支える家族もどんどん疲弊していく。日本における延命はただひたすらに命を繋ぎ止めるもので患者の苦痛に関しては無視されがちだ。老人介護についても安楽死や尊厳死などはない。
胃瘻をつくり、人工呼吸器をつなげ何十年も寝たきりですごす。
そこに患者の苦痛への考慮はない。それに対してネットなどではとにかく医療措置を受けて生かすべきと言う人が多い。でも人は生かされたいのではない、生きたいのだ。自分がどう生きてどう死んでいくか、それは尊重されるべきテーマだと思う。
そこからさらに陰惨な殺人と繋がっていく。
実行犯の男と途中までの繋ぎを果たす連絡係。なるほど実行犯と連絡係が別だと足が付きづらい。
この映画では2017年に起きたネットで病み垢を検索して9人を殺害した実際の事件が元になっている。映画ではちょっと美化されてるけど実際の事件はもっと悪質だ。伏線の回収が見事だったけど日本的な映画の作り方だなと思った。最後は罪を犯した父親が逮捕されることが予想される終わり方になってる。罪を犯したものは幸せにはさせないと言う日本人の感情が込められているような気がした。
第19回 グリーンブック
ドラマ
感動
オススメ度:★★★★
※ナゲット君セレクション
リスナーのナゲット君の強いおすすめによってむりやり見せられた映画。まだ黒人差別の根強い時代、大統領からも寵愛される天才的なピアニストの黒人男性が差別の強いルイビルなどの地域に赴き演奏ツアーを行うという映画。
主人公はイタリア系の白人男性でゴロツキ。だけど問題解決能力と機転がいい。それでも黒人差別というのは理不尽なもので、一緒に行動しているピアニストの演奏は素晴らしいし、人格者なのに黒人と言うだけでバイキンでも扱うかのような目で見られてしまう。次第にいら立ちが募っていく…。
心洗われる感動映画。ゴリアテ浄化計画でも進めてんのか!?
- ネタバレありの感想を読む
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ネタバレする要素がないくらい浄化映画。ピアノの演奏も素晴らしかった。ちなみにピアニストとして必要なのは手のデカさ。指が長くて指の親指と小指がオクターブ上まで届くことが大事らしい。ゴリアテのピアノの先生も、指の長さについて話してて「私は指が届かないけど、ゴリアテさんなら届くから…」とよく言われていた。
やっぱり黒人って体が大きいから手も大きくてピアニストとしては恵まれた才能をもっているのかな。
第20回 ビッグ・アイズ
ドラマ
感動
オススメ度:★★★
※ナゲット君セレクション
ゴリアテ浄化計画第二回。実話が元になっている映画で目が大きい子供を描く作家をテーマにした作品。
当時は男女差別が強く女が描く絵なんて誰も見てもらえなかった。目の大きな子供を描く女性。なかなか日の目を見ないが再婚した夫の力により大ブレイクする。しかし作家は夫の名前で…
- ネタバレありの感想を読む
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言葉だけが上手い他人の土俵で音頭をとる夫と、才能はあるけど口下手で売れない作家の話。この話では終始夫がクズ野郎に描かれていて非常に横暴。
「ならお前らここで今絵を描いてみろ!」と裁判で二人に絵を描かせるシーンは印象的。日本じゃ絶対やらないだろう。ちなみにこの裁判のシーンは実際にあったらしい。
ビッグアイズの作者の女性は存命。旦那はもうなくなっているみたい。悪いことはするもんじゃないね。
第21回 プラットフォーム
サスペンス
猛毒
オススメ度:★★★★★
※ナゲット君セレクション
穴と呼ばれる垂直な施設に放り込まれた男の話。この施設は複数の層に分かれており中央に大きな穴が空いていて上から食料が降りてくる。
食料の取り置きは禁忌でありその場で食べないと部屋の気温が下がるか上がり、凍死したりする。
層は1ヶ月に一回リセットされランダムに別の層へ移動される。一つの層に二人収容されるが相方は死なない限り変わらない。
という大変独特なルールで始まるサイコな物語。
生きるためには食糧を食べなければいけないがいかんせん上下で層が分断され会話くらいしかできることがないから上の層の人が食料食い荒らしてしまう。
鬱映画のカテゴリとしては猛毒。グロとかそれ以上にここまで希望と絶望を描いた芸術性は類を見ない。
Fateのジルドレが本当の絶望とは希望を与えねば死んでしまうと言っていたけど本当に絶望の魅せ方がうまい。
- ネタバレありの感想を読む
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物語の希望と絶望の温度感がヤバい。上層にいれば安心感があるのに175層とかで目覚めると絶望しかない。48層にいたのが幸運と思えてしまう。
最初に48層で生まれて平穏を謳歌したのちに175層、絶望を味わい尽くしたのちに16層という天国…かと思いきや次はなんと202層。同居人は自ら食糧とさせるために自殺している。なんとか耐え切ってようやく6層という天国。しかしそれを捨てて6層から最下層を目指すが予想していた最下層にはさらに下がありそこに移動させられた人はもう生きてすらいないという地獄…。この描き方はうますぎる。
台の上にはもう食料なんて残っておらずでもふたりいるもんだから死体を食べたりお互いを殺し合ったりする。絶望絶望絶望。
一瞬だけ上の層で目覚めて天を感じてつぎに目覚めたら202層。隣人は地震を食糧として残すために自殺している。あああぁぁぁぁ…
現実は過酷で250層から先は地獄を通り越している。そこから下に降りてみるとほとんど止まらない。なぜならみんな死んでいるから。彼らは声を上げることもできず誰にも知られることもなく死んでいく。最下層の人々。主人公すら彼らの存在を知らなかった。人間の社会を表したようなゾッとする表現だ。
資本主義を皮肉った作品だけど災害国で食料の分配に慣れてる日本人だったら割と必要な分だけしかとらなさそうだなと思った。なぜなら日本は常に災害と飢饉で見舞われており生きるためには食糧を分け合わなければならず食料を独り占めすることが悪と考えられている全体主義国家だからだ。でもこの話のタチが悪いところは適切な量だけ取っても食事は足らなくなってしまう所。
映画でも語られてるけど食料を適切な量だけ取ればみんなに渡るじゃん。と考えがち。でもそれをしないのはその考え方は共産主義国家の考え方だから。
でもよく考えるとこの穴ではたとえ適切な量を取っても全員に分配されるかわからない。
この穴は宗教的な意味を持ち、層は全部で333層あり666人いる計算になる。そのうち250層以降は主人公も予想しておらず適切な量を50層以降から再分配したのに結局足らなくなってしまった。
この穴の攻略法はたったひとつ。事前調査で書いた「好きなものだけ」しか食べない。食料が足らなくなってしまったのはみんなが食べてすぎていたからだ。この穴では自分が紙に書いた以外の食べものは食べてはいけなかったのだ。
紙に書いた好物だけは必ず配給される。だからそれだけを食べれば必ず全員に食料が行き渡るということだ。
最下層の333層にいた子供は穴の中で生まれた子なのかな?純真な子供が最下層で人を殺しまくったミハルがいつも最上階でスタートするのも社会を表してるみたいで…。
おそらくミハルは上から降りて食料を確保して子供に与えてたんだと思う。
あのエレベーターは上に戻るさいは体重制限があるんだと思う。だから子供一人くらいしか乗せられないんじゃないかな。
最後は子供に全部投げて終わり。身勝手な大人たちの身勝手な物語。後味は最悪。
第22回 トランスワールド さっぱり
サスペンス
さっぱり
オススメ度:★★
なぜか森に閉じ込められた3人の物語。どんなに歩いてもまた同じ場所に戻ってきてしまう。閉じ込められた男女3人は生きている年代も場所も全く違う。
そこでさらにドイツのナチス兵が表れて…。
- ネタバレありの感想を読む
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親子4代続くストーリーで伏線がちりばめられている。綺麗な作りだったけど終始森の景色ばかり見せられて変化がなくあまり楽しめなかった。
第23回 残酷で異常
サスペンス
さっぱり
オススメ度:★★★★
特に目を引くタイトルでもないけど絶賛されててみたら普通に秀作だった。ウォッチパーティで最初の頃からなんだかんだラインナップに上がってた作品だもんね。
主人公の男が妻を殺す瞬間を何度もループする映画。伏線が巧妙に張り巡らされていて後で全部回収してくるんだけど映画が終わって、自動再生でループするようにしておくと…うわあああああああ……
Amazon.co.jp: 残酷で異常を観る | Prime Video
- ネタバレありの感想を読む
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インテリ系のちょいぽちゃの男が美人な子持ち女性を妻にしてしまったものだから色々束縛してしまう。問題はほんの些細な事だけどそれが悲劇につながって殺し殺されの結果を招いてしまう。
どんな理由があったにせよ妻は主人公を殺すつもりだったし彼女を救う義理なんてないはずだけど、男は妻を愛しているからという理由だけで自分の過去を変えるために出口のない袋小路に自ら止まる。
彼女の毒で自分が死ねば、妻が殺人の罪で地獄に囚われ永遠に殺人を続けてしまう。彼は妻を救いたい一心で自ら命を絶ち、自殺という罪を抱えて出口のない袋小路に自ら囚われる。
最後の誇らしげな表情は傲慢だけど彼の人物像がよく描かれてた。
第24回 メランコリック
サスペンス
まったり
オススメ度:★★★★
日常の中にある裏社会をテーマにした話。東大卒なのにニートやってる男性ののんびりした視点を通じてまったり物語が進んでいく。ニート脱却して銭湯のアルバイトを始めるけどそれは裏社会と通じていて…。処刑をサクサクと進めていく処刑人の様子など登場人物がどこか魅力的な作品だった。邦画も探せば名作はあるんだなぁ。
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銭湯は実は処刑場で裏社会の人間を始末し、焼却炉で燃やす施設だった。主人公と一緒にきたバイトの子がとにかく優遇されるんだけど彼も実は裏社会の人間で処刑人。
持ち前の格闘スキルとさわやかな暗殺術で人を始末していく処刑人としての演技は爽快感すらある。
でも裏社会の人と言うのはそこで生きていくしかない人が多いわけで主人公のように親に恵まれているのに自らその世界に踏み込んでいく人というのは愚か以上の何物でもないけど…それも含めて魅力的なキャラクター作りだなと思った。俳優の演技も人間味があってよかった。
第26回 きっと上手くいく 感動
インド
感動
オススメ度:★★★
インド映画だけどダンス要素は少なめ。ないことはないけどここで描きたいことはそれじゃないんだな。インドの学歴社会をテーマにした社会派映画で苛烈な詰め込み教育をテーマにしている。
男性の理想は工学(エンジニア)で女性は医師。熾烈な勉強によって自殺する学生も出ている。それらは社会問題とされており、本当に大事な物とは何か?教育とは?を投げかける作品で、ショッキングなシーンもあったりする。
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終始明るくてコミカルなんだけど明るいダンスシーンから突然の学生の首吊り死体…あぁぁぁああ。近視で苦しむくらい勉強を強要され自殺者すら出る。これが先進国の現実であり中国や韓国も同様の社会問題が発生している。
第27回 岬の兄妹
胸糞ドラマ
重い
オススメ度:★★★★
さがすと同じ監督だけあってとことん重たい。重たいいい。
仕事をクビになり電気代すら払えず家賃滞納で追い出されそうになった障害者の兄妹が自閉症の妹に売春させる話。
衝撃的な概要でこの監督はそれほどまでに伝えたいことがあったのかと思ったらマジで重かった。この映画で描かれているのは声なき弱者なのだ。
彼らの声は誰にも届かず、そしていずれはしんでしまったり逮捕されてしまうそんな人々から疎まれる弱者たちの現実が凄まじいほどに描かれている。
探すと同じく日本人が目を背けがちな社会問題が描かれている。今回の映画では「中絶」「児童遺棄」がそれだろう。日本では妊娠した女性が路上出産し死産だったり、殺してしまったりで遺棄してしまう事件がでている。それに対して他人事で自己責任で片づけてしまう。でも子供の命は大事だという。矛盾。
さすがポンジュノが絶賛しただけあって重たいわ
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生活保護を使えば良いじゃんっていうレビューが多かったけどせいかが簡単に支給されるようになったのはここ数年の話で、リーマンショックが起きたくらいの頃は生活保護が簡単にはおりなかった。
若いから働けるじゃん、風俗の仕事すればいいじゃん、など門前払いされることが多く、実際に京都母子心中事件は2006年頃に起こっており2014年では京都母子事件の当事者が自殺している。残金は数百円だったそうだ。
最初はお金を稼いで兄も妹も嬉しそうなんだけどその分不幸が別の形で積み重なっていく。妹が性病になったあたりで物語は不穏な空気を見せ妊娠がわかった段階で…あぁぁぁ。中絶は保険がきかないので8万円ほどかかります。そんな、お金…払えない…。電気代すらやっとの兄妹に、一万円ずつしか稼げない兄妹に…そんなお金は用意できない。コンドーム使えばいいじゃんと思いがちだけどコンドームというのは相手を傷つけないように労わる気持ちで使うものなのだ。どうでもいい障害者の兄妹に使う男なんていないしなんならコンドームありなら金を払わないとまで言いかねない。
じゃあどうすればいいのか、この問題の根本的な話、答えがないのだ。自分から進んで売春する人もいるかもしれないけど、生活が困窮して明日生きられるかわからない、そんな状態で売春せざるをえないひともいる。そんな人に中絶費用なんて払えない。そういう人は産むしかない。そういう人がどんな顛末を辿るかなんて想像に難しくない。
調べてみたら中絶費用が払えない時の対処方はクレジットカードで前借りしてのちに支払われる補助金で代替させるしかないらしい。この兄妹にクレジットカードなんて作れない。仮に出産するとなっても行政の補助金だけでは出産費用が足らないこともあるらしくその場合、親や兄弟にお金を借りてくださいと書いてあった。あまりにも残酷すぎる。日本では定期的に乳児遺棄で逮捕者が出るけどそもそもそこまで追い詰められている人を救済する制度がないのだ…。中絶される子供の人権がどうとうとか少子化対策がどうとかきれいごとばかり言うけど、実際子供なんて大切にしない。
監督が伝えたいことがよくわかる映画だった…重いわ。
第28回 朝が来る
サスペンス
不在感
オススメ度:★★★
養子縁組制度をテーマにした作品。映画全体を通じて不在感が描かれており、丁寧に、丁寧に、養子縁組された子供と、実の母親と、里親の感情が描かれている。
無かったことにされてしまう実母の不在感、最初からいなかったことにされている実父の不在感。不在感という形のないものがこれでもかというくらい映像化されてるからすごい。
最後はハッピーエンドに見せかけてバッドエンドだと思う。物事の本質から目を背けて良い話に見せかけた日本的クソ映画。だけど前述した不在感がテーマになってる。それはレビュー欄も含めて完成されている。
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どうしてこうも母親だけに焦点をあてて父親をなかったことにできるのか。養子縁組みする団体も里親も実母も子供すらも全員無かったことにしていて軽くイラッとくる。
子供は最後にお母さんに会いたかったというけどお父さんに会いたかったとは言わない。団体も実の母親を告知する義務があるといい、里親も「あなたにはお母さんが3人いる、私と養護施設のお母さんとうんでくれたお母さん」と語るけどお父さんがいるとは教えない。
子供の知る権利を語る時必ずと言っていいほど母親だけに焦点がいく。でも本当なら父親を知る権利もあるはずだ。でも日本は母性信仰だか何だかで母親だけいればいいみたいな空気がある。この映画もお母さんに会いたかったで終わって感動系になってしまう。事の本質から目を背けて形のない感動で終わる日本人の悪いところが詰まった映画だなと思った。レビューも含めて父親に触れるコメントが一歳ない。ボロクソに書いたけどこの映画の本質は「不在感」、コメントも含めて見事に不在感を描いてる。
最後母親と会えてハッピーエンドに見えるけど、あの子はどう見ても店から金を盗んで警察に追われてて、そして逮捕される未来が待っているのでハッピーエンドではないのだ。
感動ものに見せかけてるけどそうじゃないからすごく精巧に丁寧に作られてる映画だと思う。
第29回 無垢なる承認 感動
ドラマ
感動
オススメ度:★★★
殺人事件の裁判を舞台にした自閉症の少女を巡る話。資産家の男性が家政婦によって殺害される。無罪を勝ち取るために弁護士は行動するが、その事件を見ているのは自閉症の少女。弁護士は善悪を問われる。ゴリアテ浄化計画第三弾。
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すっきりさっぱりな浄化映画。説明するまでもなくきれいな作品。
第30回 エスケーピングマッドハウス
サスペンス
重い
オススメ度:★★★★
実話をもとにした映画なのがぞっとする。精神病院という閉鎖空間で行われる非人道的な行為。題名の通りその空間からなんとか逃げ出すまでの話。
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精神病院に潜入した女性記者がそのバイオレンスな行為を白日の下にさらすべく行動するストーリー。美しく強くてたくましい主人公が魅力的。ヒル治療や酸欠による記憶消去などやることが凄まじい。患者たちの前で豪勢な料理を食べる職員たち。性格も腐ってる。
一番衝撃的なのがこの話が実話だってこと。
第31回 本当の目的
サスペンス
まったり
オススメ度:★★
マケドニアの映画。偶然出会った二人の女性から始まるストーリー。ストーリーが綺麗に作られていてトリックなども見事。そして男がクズ。
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過去の復讐を遂げるためにマケドニア国家のシステムなどを利用するところは見事だなと思った。意気投合した二人の女性が結果的には「姉妹」となる。上手い作りだなあと思った。ただ間が多くてみるのがちょっとしんどい。
第32回 整形水
ホラー
さっぱり
オススメ度:★★★
韓国作のアニメ映画。整形をテーマにしたホラー映画になっている。
見た目は醜いが手に職もった女性の話。韓国は整形大国で外見至上主義という側面も強いせいかこのての外見で苦しむ話が多い。
日本は整形に対して否定的な人が多いけど、本来なら生まれ持った見た目で一生涯蔑まれることの方が残酷なのだ。だから整形が当たり前の韓国の方がまだ優しいかもしれない。
主人公がクズと言われて低評価だったけどそこまでクズには見えなかった。
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主人公がクズで低評価がつけられてたけどそこまでクズではないように思えた。ちゃんと手に職つけてるし仕事もちゃんとやってる。ストレスであんな太ってしまっているけど悪口を書き込むのもよくあることだしちゃんと自立して仕事をして整形して綺麗になってからもメイクの仕事で培った美容センスを活かしてセンスの良い服、高いメイクスキルで最大限美貌を生かしてるのは普通にすごい。
実際美人になってストレスがなくなってからは悪口を書き込んだりはしてないし根は善良何だと思う。。
第33回 アオラレ
カーチェイススプラッター
爽快
オススメ度:★★★★★
原題は社会不安みたいなタイトルらしい。日本語でつけられた名前はアオラレだけどほんと秀逸な訳だなと思う。
ジャンルとしては煽られスプラッターカーチェイスって感じ。本当に意図も容易く人がしんでいく。どいつもこいつもものぐさな人が多いのか車内で電話したり化粧したりガソリンをバレッタで固定して放置して買い物し出したり笑えるくらいひどい。見た後に交通安全の大切さを実感させてくれる。交通安全教材として広めたい映画だった。原題の社会不安というタイトルも伏線になっていて…最初のクラクション鳴らされたシーンをちゃんとよく見ると…あぁぁぁぁ
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実はこの男性、信号のときなかなか発進しなかったのはおばあちゃんに道案内をしていたから。レビューに書かれて見てみたらマジだった…。
おばあちゃんが感謝しているシーンがある。主人公がちゃんと冷静になっていればここまで人は死ななくて済んだのだ。
自動車教習で見せるべき映画というのは本当にその通りだと思った。見事な伏線で感動していたらリスナーから「この映画は猛毒?」と聞かれたから「爽快」と答えてやった。
子供が暴行された位では猛毒になりません。
第34回 水曜日が消えた
ドラマ
さっぱり
オススメ度:★★★★
月火水木金土日でそれぞれ別の人格を持つ精神病の主人公の話。物語を通じて主人公となるのは「火曜日」。目覚めたら必ず火曜日しかないし、一年だって365日じゃない。ちょっとアウトローなバンドマンの月曜日に振り回されるしベッドにはなんかいつもだれかいる。そんな不便な中、彼は水曜日を迎える。
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すごく凝ってて面白い映画だった。邦画はクソって言われてクソ臭が漂うけど面白い。最後のスタッフロールで付箋を通じで他の曜日と会話しているところがとてもかわいかった。全ての曜日に個性があってキャラクターがあっておもわずほっこり。虫歯の治療をみんな嫌がってなんだかんだで全部火曜日に押し付けようとしてるのが可愛すぎた。
第35回 女子高生に殺されたい
サスペンス
がっかり
オススメ度:★★
クソ映画。主人公はイケメン。別に女子高生が好きな話ではなく殺されたいだけらしいです。
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なんか色々心理学の話してるけど普通にクソだった。
第36回 ナイトクローラー
サスペンス
緊張感
オススメ度:★★★★
金網の窃盗などで生計を立てる口だけ達者で大した人生経験もないうだつの上がらない主人公の話。かれはひょんなことからマスコミに事件の映像を売ることが儲かるとしり手持ちカメラで撮影を始めだす。
物語がジェットコースターのように進んでく。スピーディに変化して目が離せない。緊張感がかなり強い作品で報道と言うスリルとともに常にドキドキしながら映画を見ることになる。マスコミという世界の醜悪さを描いている。
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醜悪、マジで醜悪。マスコミの問題行動はよくあることだけどなぜそうなってしまうかもよく描いてる。金になる映像は人の不幸。それを撮るためなら非人道的な行為も厭わない。人命救助よりも撮影。事故があると人はAEDより携帯のカメラを手にするけど本当にマスゴミ根性の問題を描いてる。
最期主人公に天罰がくだらないのがやっぱ海外の映画だなーと思った。日本だった炎上させて天罰を与えるけど、この映画ではブラック企業の爆誕。こうしてブラック企業は作られていくのです。真実から目を背けがちだから日本は過労死常套なブラック企業だらけになってしまったのかもしれない。
第37回 EXIT
サスペンス
さっぱり
オススメ度:★★★★
韓流映画。テロによって地上から毒ガスが拡散されひたすら上を目指してロッククライミングする映画。ストーリー自体は王道、サバイバルと山岳の知識をフル活用してひたすら高層ビルの屋上を目指すスリルある映画。
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話しはひたすらに王道。主人公を心配してみんなが放ったドローンが集まって主人公を助けようとするシーンは現代ではあまりみられない思いやりと愛情を感じた。たった二人のためにみんなが頑張るという構成は邦画では見られない。韓国と日本の違いを感じた。スリルあり感動も浄化映画でした。
第38回 ハッシュマネー
誘拐
まずい
切ない
オススメ度:★★★★
※₍ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ₎たぬきちリクエスト
話しがすごいシンプル。少女を誘拐して人生をなんとか奮起させようとした美術教師の過ちが人生を壊してしまう悲しい話。話がシンプル過ぎて何の考察の余地もないんだけど、最初から最後まで絶望しかない。絶望。
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お金一つで善良な男の人生がそこまで落ちてしまう悲しい話。少女の無垢な視点から誘拐犯の素朴さと善良さが映る。誘拐犯は娘を人質にされていしまい人生が壊れてしまう。救いのない悲しい話。ただこの映画が猛毒にならないのは、始まった絶望をまき散らすことなく、男が一人で背負ってしまうから。
テロライブが男の絶望を世界に復讐しまき散らす話なら、ハッシュマネーは男から始まった絶望を男が背負ったまま死んでいく話。だからこの話は猛毒まで至らない。
第39回 ペパーミントキャンディー
ドラマ
がっかり
オススメ度:★
クズな男の人生を描いた映画。鬱映画で検索したらおすすめする書き込みがたくさんあったから見てみたら特に変化のない退屈な作品だった。やっぱネットのレビューはあてにならない。韓国の歴史的な背景とそれに動かされる男の人生を描いている。軍と民衆の激突である光州事件など…。
とにかく描写が汚い。汚物に裸。裸、裸、裸。意味のないエロシーン。
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-
この映画が鬱映画としておすすめされるのは男性ならだれしもあるクズ要素を抱えて男が転落するからだと思う。たぬきちも言ってたけどラストでどんでん返しを期待したけど結局何もなく終わった。作り方日本映画っぽい。間が多くてみるのがキツイ。とおもったらNHKとの合作で日韓合同作品だった。
第40回 エリジウム
SF
社会問題
爽快
オススメ度:★★★★
20××年。地球は荒廃し資産家は宇宙へ貧しい人々は地球にとどまった。エリジウムの楽園ではどんな病気も一瞬で治療できるポッドが存在する。地球の人々は難病に侵されても死ぬしかない。そんな理不尽な世界で余命あと5日の主人公がポッドを求めてレジスタンスに加担するSF。久々に目を離せないくらい面白い映画だった。
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最初にはっきり地球の荒廃とエリジウムへの不法入国が映されている。たった2時間で難解なストーリーを分かりやすく説明している。監督はチャッピーっていうロボット映画を作った人。だから内容がすごく面白くて出てくるロボットもチャッピーを彷彿とさせる。
この映画で言いたいことはSFとかそういうんじゃなくて、医療が必要な人にそれが届かない残酷さ。そしてレジスタンスのリーダがすべての人を救えるのにたった一人の命を犠牲にできなかったその点。
主人公を殺せばみんなの命を救えるのにそれができなかった。だからその選択を主人公に託したのは印象的だった。たぬきち曰くこの映画のテーマはオバマケアらしい。監督は一貫して社会問題をSFに落とし追い込んでつくってるぽんぽん。第九地区も同じ監督ぽんぽん。
それを言われてとても納得した。SFという枠には収まらないほど深い作品だった。プラットフォームは絶望かと思った先にさらなる絶望が待っている作品だったけど、エリジウムはその絶望を覆してすべての人を救う作品になっていた。だからこの作品はすっきりする。
第41回 ハースメル
ロックミュージック
狂気
がっかり
オススメ度:★★
※ナゲット君セレクション
ナゲット君によるゴリアテ浄化作戦大失敗シリーズ。ガールズバンドの成り上がりストーリーかと思ったらまさかの狂気。一世風靡したガールズバンドが荒廃しバックで流れる不気味なベースメロディとともにメインボーカルがひたすら発狂して他人に当たり散らす様子を見せつけられる映画だった。ここまで書けばなんか面白そうに思えるけど中盤から一気に勢いが失墜し、まったりと精神を緩やかに回復し社旗復帰する映画になった。最後はハッピーエンド。
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これといったどんでん返しのない映画なので語るべく点もない。冒頭の狂気は頭がおかしくなりそうになるけどそれが魅力的でもあったのでその調子で最後まで駆け抜けてほしかったけど中盤で一気にペースダウンしてしまった残念な作品。
頭がおかしくなった主人公がマネージャーも実の母親もバンドメンバーもどんどん見限られていくのがリアリティあったけど、最後はちゃんと戻ってくれたのはやっぱ付き合いが長いからなんだろうな。
第42回 孤独なふりした世界で
サバイバル
アポカリプス
まったり
オススメ度:★★★★
人類が滅びてたった一人しかいない町で小人症の主人公が静かに暮らしていくアポカリプスサバイバル。誰もいない世界で男は電池を集め、家を一軒一軒綺麗にクリーニングし、死体を埋葬し、食料を調達して図書館で静かに暮らす。
孤独だけど辛くはない。何故なら人がいっぱいいたころの方が辛かったから。そんな男の元に少女の生存者が舞い込んで…
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孤独とは何かを問われる映画。主人公がそっけないしつっけんどんなんだけど本当に優しい。滅びた世界でまったり暮らしていく様子が求めていたアポカリプス映画ってかんじ。アイアムレジェンドは途中ホラーになって人をドン引きさせたけどこちらはアポカリプスを存分に楽しめる。少女はちょっとワルな子で主人公を引っ掻き回すシーンも見ててほっこり。最後はちゃんとタイトルを回収してくる。
ファイリングされた一軒一軒の家庭構成や少女の首の手術跡など考察要素も。
第43回 カルガ~積荷の女~
マフィア
絶望
オススメ度:★★★★★
※₍ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ₎ぜつきちリクエスト
人身売買をテーマにした作品。その本質はマフィアという組織そのものを描いている。マフィアに家族を人質にされ誘拐の実行犯をするしかないトラック運転手、マフィアで女性を脅す下っ端、そこで働く売春婦の成り上がり…そしてマフィアの元で生まれリーダーとして働く兄妹…。一般的にマフィアと言う組織そのものが悪であるかのように見えるが、そこにいる人々すべて、本当は犯罪なんてしたくないのだ。
長い映画だけど最初から最後まで飽きる点がなかった。どんどん引き込まれていくのは母なる証明と同じように芸術性が高いから。
そして最期……あぁぁぁぁぁ……。レビューがゼロの状態でこれを見つけてきたたぬきちはすごすぎる。
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たぬきちが、ナゲット君が見つけ出したプラットフォームに対抗して探し出してきた毒性の高い鬱映画。
そういうだけあって中々の毒性。ショッキングなシーンはそこそこあって最初から最後まで絶望しかない。一応生き残誌はするけど、マフィアに関わったものに救いはないと思い知らされるあの最後…あぁぁぁ…。
この映画が猛毒にならないのは登場人物のすべてに狂気がないから。
実はこの映画、マフィアに関わる全てが本心では犯罪をしたくないと願っているのだ。今の状況から抜け出したいけど抜け出せない。妻と孫娘を人質にされているから犯罪をし続ける選択肢しかなかったトラック運転手、拉致した女性を売春させるけどレイプされているその叫び声に苦しむ手下、そしてマフィアのボスの元に生まれその生き方しか選べなかった兄妹。悪になる事に疲れ組織を裏切り被害者を逃がした手下の行動によってマフィアは簡単に崩れ去ってしまう。
このマフィアは「優しすぎた」のだ。前、元ヤクザのYoutubeを見た時にさりげなく、まるでなんてないことがないようにこんなことを言った。「日本にはヤクザはもうほとんどいない。法改正で存続ができなくなって特許を持ってるヤクザくらいしか。そうやって数が少なくなってくると海外のマフィアが……」
そう、マフィアというのはなくして終わりではないのだ。なくしたらそこにまた新しいマフィアが入ってくる。そしてそれらはたいてい残虐でもっとすさまじい悪逆を尽くす。
マフィアが辛くても苦しくても、そこに「居た」のは犯罪を犯してでも何かを守りたかったからなのだ。ちょうど家族を人質にされ誘拐の実行犯となるしかなかったあの運転手のように。
第44回 アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
サスペンス
すっきり
精神疾患
オススメ度:★★★★
エスケーピングマッドハウス系の精神病院を舞台にした映画。エスケーピングマッドハウスと違いコメディな音楽とともにさくせくと精神病患者を映していく。学生医師として精神病院を訪れたエドワードは院長の虐待じみた治療法を目の当たりにする。そしてあるとき地下室を見つけてしまいその中には元院長がいた。実は精神病院は精神疾患患者に乗っ取られ病院だったのだ!!
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完成度がとても高くすごくおもしろい作品なんだけど、前回にカルガを見てしまったせいで存在感が薄くなってしまった。けど星4.5くらいは余裕でつけられる作品。最後は衝撃。精神疾患患者に全部救われるとはすごいオチ。途中で医者にしてはあまりにも白兵戦というか喧嘩が強くてなんかおかしいなと思ったらそういうことだったのか…衝撃のラスト……。
第45回 藁にもすがる獣たち
サスペンス
まったり
オススメ度:★★★
銭湯で忘れられた十億ウォンという大金を拾った男性を中心に複数のキャラクターが物語を展開していく。十億ウォンという大金を通じて伏線回収的に話が進んでいく。街みたいに各登場人物がかかわっていって最期に謎が解けるタイプの映画。
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話しは割と綺麗にまとまっていた印象。これと言って思うことはなかった。大金を拾ったら警察に届けようねっていう話です。
第46回 Mr.ノーバディ
アクション
すっきり
オススメ度:★★★
数少ないアクション映画。ダイハード的なアクションで一人のオッサンが盗まれた子供のアクセサリーのために暴れまわるアクション活劇!
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今までずっと暗い映画が続いていたものでこういうのもたまにはいいよねって感じでした。
第47回 失われた国家
エイリアン
テロリスト
すっきり
オススメ度:★★★★★
マッチをすり、戦争を起こせ。地球外生命体による侵略から9年後の2027年を舞台にした映画。主人公はテロリストに助力し統治者暗殺を計画する。概要欄がものすごく興味をそそる。実際見るととても面白かった。地球外生命体とドンパチやるタイプの映画ではなく圧倒的強者に操られる人類に対してどう世界を変えていくかという地味な戦いがメインになっている。
テロリストを扱うのでないように賛否分かれるけど圧倒的な力を持つ地球外生命体への抵抗と言うテーマもあって大分受け入れやすい。
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途中までバラバラに行動しているテロリストたちが綺麗に一つの目的にまとまって集約していく描写が見事。最初から最後まで目を引き付けられる。戦い方がすごく地味だけどそこが良いと思う。テロリストというテーマ上やっぱり受け入れがたいものがありそれがエイリアンというテーマで受け入れやすく作られているなと思った。
最期の展開も見事。最初は統治者を殺しても意味ないじゃんって思ってたけど最終的な目的はそこにあったのか…だからあのオッサンあそこまで残酷なほどに敵になっていたのか…と納得。ホームビデオは反則でしょ。泣いちゃう。
第48回 Blank13
ヒューマンドラマ
がっかり
オススメ度:★★
毒親……ってほどではないけどダメなオヤジの元に生まれて苦労した兄弟が最後にオヤジの最後を看取る話。
一時間ちょっとの短い映画でサクッと見れるから選んだけど長く感じた。面白くないわけではないのだけど。
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最期の葬式のシーンでなんとなくいい感じで終わったけどリスナーから自分勝手なオヤジだから葬式だけいい感じにされても…と言われはっとした。確かにその通りだ…。とはいえ、長男は大学行って広告代理店にしっかりは入れてるし次男は現金輸送車というなんかすごい仕事についている。100%真っ黒な毒親という印象は受けられずちょっとダメなオヤジだったのかな、とも思う。
マジな毒親は大学を出ることすら大変。金の無心してきたり追跡してきたりと大変そうだからね。とはいえ自分勝手はその通りなのです。
第49回 SWALLOW/スワロウ(字幕版)
ヒューマンドラマ
サスペンス
オススメ度:★★★
妊娠した女性が異食症を発症する話。電池やら金具やらなんでも飲み込んでいく様子が穏やかに描かれている。最後まで見ると色々考えさせられる。
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実は主人公の女性は母親が性的暴行で生まれた子供だった。母親は宗教的な理由で堕胎ができず、そのまま出産し父親は刑務所に入って出所した後普通に家庭を持っていた。
異食症のきっかけは彼女のその生まれを周囲の人に話していない。カウンセラーにその気持ちを話したところカウンセラーに通じで自分の出自がバレてしまった。当然旦那は主人公を昔と同じ目線で見れるわけがなく、子供だけ寄こせと怒鳴りつける。最後、主人公は中絶厄を服用し子供をおろしてしまうのが日本人だったら絶対かかない選択だったな、と思う。最後まで自分勝手にした主人公だけど、一般的に言われている子供の生まれてくる権利についてよく考えさせられる映画だった。子供は生んで終わりではなくてその後も人生があるということを考えなければいけないということだ。
第50回 エヴォリューション
特殊性癖
えぐい
オススメ度:★
※₍ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ₎たぬきちリクエスト
内容がエグすぎる上に性癖が特殊過ぎてついていけなった。見るのはおすすめしない。
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少年を妊娠させる映画。美しい少年がたくさんでてきて…何だこの映画。
第51回 ベイビーティース
ヒューマンドラマ
恋愛
オススメ度:★★★
恋愛映画。男の人イケメンで行動も優しいし、男の人からかかわりを持ってくれる様子がカッコいいし甘酸っぱくて胸がどきどきするけどそんな甘い世界じゃなく人間とは損得勘定なしではかかわりを持たないのだなと感じさせられる。
ピュアな恋愛に人間の醜い部分を混ぜた良作。
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近づいてきた少年は実は主人公に対する善意ではなく、主人公が服用している薬に麻薬の様な効果がありそれ目当てで近づいてきただけだった。余命僅かな主人公にとっては少年への恋愛感情は貴重なもので、偽りの純愛を続けていく儚い物語。
第52回 グローリー 消えた腕時計
ヒューマンドラマ
まったり
オススメ度:★★★★
鉄道保安員のオッサンが、点検中に大金を見つけ届け出をしたことをきっかけに始まるトラブル。テレビのインタビュー中に預けた時計を紛失され中々帰ってこない。代わりに渡されたデジタルウォッチは時間がズレて使い物にならない。しかしテレビ局のプロデューサーは忙しいため保安員に構っていられない……。
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社会的立場が高い人と、低い人の比較をよく描いてるストーリーだなと思う。テレビ局がマジで保安員を人として見ないしていない。大切な物もずさんに扱って返してくれない。
第53回 聖なる鹿殺し
サスペンス
胸糞
オススメ度:★★★
※₍ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ₎たぬきちリクエスト
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第54回 クワイエット・ボーイ
サスペンス
まずい
オススメ度:★★
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第55回 史上最悪のメキシコ横断 俺たちハングオーバー!
アクション
すっきり
オススメ度:★★★
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第56回 ザ・レッスン 女教師の返済
ヒューマンドラマ
まったり
オススメ度:★★★★
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第57回 異端の鳥
ヒューマンドラマ
まったり
オススメ度:★★★
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第58回 ファミリーファミリー
ヒューマンドラマ
えぐい
オススメ度:★★★
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第59回 ゼロの未来
SF
ファンタジー
オススメ度:★★★
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第60回 オールド・ボーイ
サスペンス
えぐい
オススメ度:★★★★
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第61回 ネオン・デーモン
サスペンス
まずい
オススメ度:★★
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第62回 悪の教典
スプラッター
サイコパス
オススメ度:★★★
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第63回 ホラーマニアVS5人のシリアルキラー(字幕版
コメディ
すっきり
オススメ度:★★
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第64回 凪待ち
サスペンス
ギャンブル
オススメ度:★★
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第65回 予告犯
サスペンス
すっきり
オススメ度:★★
主役の警察官が狂言回し。
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第67回 裏アカ
ヒューマンドラマ
エロ
オススメ度:★★
マンションの高層階の部屋を内見して出会い厨がやりまくるはなし。実は実話。
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第68回 累
舞台演劇
美しい
オススメ度:★★★★
原作の内容を大きく改ざんしたところは気に食わないけどサロメのシーンは素晴らしかった。むしろサロメを書きたいがためだけに映画いた作品。モンスターと同じくらい特殊メイクで醜くしてほしかった。
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第69回 冷たい熱帯魚
グロ
えぐい
オススメ度:★★★
登場人物が全員狂気。ノリノリで死体を解体するシーンが…ウワアアァァアア。
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第70回 ヘルタースケルター
芸能界
沢尻エリカ
オススメ度:★★★
脚本がどんなにイマイチでも沢尻エリカが主演してるだけでキャラクターのインパクトと深みがでる。それだけで話が成立してしまうので彼女は本当のすごい。
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第71回 天気の子
サスペンス
えぐい
オススメ度:★★★★
君の名はより好き。
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第72回 子宮に沈める
まずい
えぐい
猛毒
オススメ度:★★★★★
普通の人にこそ見てほしい、児童虐待が起こってしまう過程が良く描かれている。どんなに良い母親でも、不幸をきっかけに底辺まで堕ちるときは一瞬でちゃんと周りの人が配慮してあげなければいけないと感じる。
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最後のシーンが…ウワアアァァアア。
第73回 魔女と呼ばれた少女
サスペンス
えぐい
オススメ度:★★★
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第74回 式日(しきじつ)
ヒューマンドラマ
まったり
オススメ度:★★★
エヴァンゲリオンの庵野監督。狂った女を通じて狂った現実を描く詩的な映画。最後まで見るのはしんどいかも。
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第75回 ずっと独身でいるつもり?
ヒューマンドラマ
さっぱり
オススメ度:★★★
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第76回 老後の資金がありません!
ヒューマンドラマ
コメディ
オススメ度:★★★★
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第77回 ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
ヒューマンドラマ
天才猫
オススメ度:★★★★★
実話をもとにしたストーリー。ヤク中のホームレスが猫との出会いをきっかけに更生していく話。ボブはアイドル的な人気の猫。まさかの本人出演。ボブが天才すぎる。中に人はいってんじゃないだろか。ただの野良猫がここまでやるとは…。
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第79回 ブルー・バイユー
ヒューマンドラマ
切ない
オススメ度:★★★
移民として韓国から訪れた子供世代の話。アメリカで生まれてアメリカで育って、韓国の事なんか何も知らない主人公が、妻の元夫の嫌がらせで強制送還される。妻の子供も自分の養子になっていて本当の子供みたいに関係性を気付きあげてるのにそれを奪われてしまう。大切なものを取り返すために多額のお金がかかる。それをなんとかするには普通の方法なしえない。悲しい話。
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