社会主義国家を舞台に大家となって住民たちの行動を監視し、国家に通報するゲーム「Beholoder」の登場人物を好き勝手に紹介するよ!
この記事はブラックユーモアでできているから事実と異なる部分があるよ!
ゆっくりたのしんでいってね!
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カール・スタイン | |
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年齢:不明(おそらく40代~50代?) 職業:大家(主人公) |
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前大家の後任者。典型的な家父長的家庭で専業主婦の妻と大学生の息子と6歳の娘の4人家族の大黒柱……のはずだが典型的な外弁慶であり、アパートの住人達には強気な態度も妻の前では縮こまった猫と化す。 鬼嫁からは「役立たずの飯食らい」や「加齢臭がキツいから近づくな」など散々たる言われようで心に傷を負っている。だがプライドだけはいっちょ前に高いためそれを誰にも愚痴ることもできずひたすら強気を装っている。
主人公なので善人かと思いきや男性特有のプライドの高さや高圧さ全開。独善的でぶっきらぼうな性格で嫌味も多く住民たちからも嫌われている。ひと昔前の男尊主義的な考え方を強く持ち、働いているエンジニアの女性に「家庭のためにスープでも作ってるのか?」など嫌味を言い、女性団体活動をしている女性には「女は結婚して家庭に入るべきだ」などと嫌味を言っている。 (ただしこの時代は日本も含め多くの国家で家父長制が多く取り入れられていたり、家父長制を採用していた歴史があったりする。家父長制の国家では女性に財産権や相続権がなく、男性の庇護なしでは一人では生きられないシステムのため、その時代が存在すると「男性は女性を守り保護しなければいけない」という意識や「女性は嫁ぎ先で面倒を見てもらっている存在」という意識が世間的にも強く残る傾向がある)
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上述した通り男性特有の悪い面を強調した高圧的かつ独善的な人物で住民に対しても嫌味ばかり言っているイヤなヤツ。家主が留守中の部屋を捜索することにも全く罪悪感を持たない。いいとこなしの主人公であるが、かといって悪い部分だけではなく、家族に対しては強い愛情を持ち常に妻の様子を気遣っていたり不治の病を抱えた娘のために奔走したり、息子のためになんとか金を工面しようとするその姿は紛れもない父親そのもの。とくに妻の尻に敷かれまくっており、常に妻の機嫌を伺いあれこれご機嫌取りをしては「役立たず」と罵られひしひしと泣く様子にはプレイヤーに同情を与える。
政府に対しても適当な理由ですぐ禁止令をだす身勝手さに強い怒りと、自分もいつ逮捕されるかわからないことから、内心怯えを感じているがそれをけして人に見せることはない。 男性特有のぶっきらぼうさと強さの中に、分かり辛い愛情深さと弱さを抱える人間味のある人物となっている。 |
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ショートムービーでは死にゆく娘の姿に苦しみと焦り、そして身勝手な禁止令を出す政府に怒りを抱えつつも感情を一切見せずに冷酷に任務を遂行する姿を忠実に表現している。ハゲの小デブでイケメンとは言い難いが、感情を見せない冷酷な眼差しにはどことない魅力があり、人は彼のような人物をイケおじと語るのだろう。 |