社会主義国家を舞台に大家となって住民たちの行動を監視し、国家に通報するゲーム「Beholoder」の登場人物を好き勝手に紹介するよ!
この記事はブラックユーモアでできているから事実と異なる部分があるよ!
ゆっくりたのしんでいってね!
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ヘクター・メディナ | |
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年齢:65(書面では85) 職業:元大家(DLC主人公) |
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カールが就任する前の前大家。プロローグで彼が鞭に撃たれ連行される様子がとにかく印象的だが、彼のストーリーはDLCの幸福に至る眠りで明らかになる。眼鏡をはずしてぬぐう動作が印象的。 カールとは対象的な人物となっており、独善的な態度や高圧的さもなく、極めて温厚で平和的な人物。物腰も柔らかでカールのように嫌味を言ったりしない。プロファイルもカールのひねくれた一言付きのテキストと違い、事務的に住人の特徴を記載するだけの物となっている。
家族がおらず猫が子供替わりと言う所も真逆になっている。一応30歳になる息子がいるが世界を旅している?らしく時折くる手紙以外、顔を見ることはない。いつか息子と再会し共に暮らすことが彼の願いである。
カールのストーリーが「自身の幸福のためにどれだけ人を不幸にし手を汚せるか」というものであるならヘクターのストーリーは「自身が死ぬまでの僅かな時間を人々の幸福のために費やし善行を積めるか」というものになっている。 |
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住民とおしゃべりを始めるととにかく長話でペラペラしゃべる。カールと違って住民たちからもそこそこ好感を得ているせいか、住民たちも本編では必要最低限の会話しかしたがらなかったのに、ヘクター相手だとペラペラしゃべりだす。プレイヤーは彼と住民の長話をダラダラ見続けないといけない。信頼の差。 |
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屈指の善人であり、最大級の人身災害の震源地*1。ゲームの中でも数少ない善人キャラなのだがプレイヤーの選択によって人々を幸福に導く善行なる慈悲深き仏にも、片っ端から住民を殺害して回る最悪の殺人マシーンにもなる。
軽率にその場しのぎの行動ばかりしてるとあちこちに迷惑をかけ、場合によっては大量殺人を犯し罪のない住民を無職にしたり、一家を崩壊させたり、何をしでかすかわからない足の生えた爆弾と化す*2が、プレイヤーがきちんと誘導し慎重に行動すればほとんどの住民が幸せになるメシアにもなる。まさに幸福に浸る眠りのタイトル回収である。
戦争中の社会主義国で読書や演奏など、当たり前の趣味が次々と禁止されていく異常な空気の中、猫を「にゃん坊」と呼び可愛がっている姿はゲームの中でも数少ない癒し要素。 カールと違いビビリ症で住民の部屋をあさってる瞬間も誰もいないのに急にハッ!Σ(O-O)っとなってビビリだす。
政府が自分勝手に出した「税金節約のために85歳以上は安楽死させる」という命令のせいで15日以内に死なないといけないが、全力ダッシュしたりとどう見ても身体能力は85歳ではないので政府のミス。それを本人も訴えかけるがロクに聞いてもらえない。国家=正しいとする社会主義国家では、政府のミスを指摘するという行為は反逆行為なのだ。政府の手違いで殺される可哀そうな人。ゲームをプレイしているとプレイヤーは「ヘクター!!ヘクタアアアアア!!」と必死に彼を生かすべく奔走することになるだろう。
「私はまだ死にたくない!」
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本編主人公カールとヘクターの最大の違いは、カールはよく住民に殺されるがヘクターを殺す住民はいない。 ヘクターがいかに人から好かれ、カールがいかに嫌われ者であるかがよく分かる。 |
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住民を幸福に導くストーリーである幸福に浸る眠りであるが、彼の力をもってしてもどのようなルートをたどっても、ヤコブだけは幸せにすることができない。 ヤコブだけが、最初から不幸になる事が運命づけられている。 |