ゴリアテ | アニメ・ゲームブログ

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【Dead by Daylight】リーク情報の何がいけないのか色んな観点から考える

Dead by Daylightで公式が発表する前のスキン情報や新キラー情報を公開するリークと呼ばれる行為がかなり盛り上がっています。特定の人とかだけじゃなくて、ブロガーとかまとめサイトとか、人気配信者とか、普通に配信している人とか、とにかくもうみんな我先にって感じでリークしようと躍起になっている印象を受けます。

まあ仮に運営のミスだったとしてもそっと見ないふりをしてあげるのが紳士かと思います。ここではリークの何がいけないのか、様々な視点からそっと見ていきたいと思います。

 

 

プレイヤーからの視点:公式発信で知りたかった

リークを行う人からはフォローしてくれている人たちに新しい情報をいち早く届けたいという気持ちがあるかもしれません。

ただ、プレイヤーの中にはリーク情報よりも「公式が正式に発表した新情報」を見たい人も多くいます。公式が正式な情報としてあの〇〇を追加しました!と言ってくれるのをドキをムネムネさせながら待っているのです。

楽しみにしているときによく知らないブロガーが「リーク情報を入手しました!」って言ってるのを画像付きリツイートで回ってきたら……気分は台無し。

 

公式も認可していないリーク情報。プログラムファイルいじくったりある意味ずるい方法で持ってきたようなもの。

そんでもっていいねとかいっぱいついてたりしたら、なんでてめえの自己顕示欲のために俺のドキドキをブチ壊すんだ!って怒りたくなるでしょう。そんな感じ。

 

そんな下らないことを愉しみにするなんてバカバカしいと言う人もいますが、年を取ってくるとそういうイベントも発生しないんです。小中学生とかは修学旅行があったり文化祭があったり部活の大会があったり日々色んなイベントにあふれてますけど年を取るとそれが全部、飲み会に変わります。

 

プレイヤーからの視点:何が正式な情報なのかもはやわからない

これは私とかもそうなのですが何が正式な情報なのかただの雑コラなのか公式が出した情報のコピペなのかもうわからなくなります。

リーク情報にはリークとは書いてないし、起動フォルダに入り込んでた画像だからといって正式にリリースされるかはまた別の話です。そもそもリークが本当に実装されるかどうかも不明瞭です。

画像が拡散され何度もリークが飛び交っているうちに本当に実装されるのは何なのか混乱してきます。意味もなく混乱を引き起こすのはやめてほしいです。

 

プレイヤーからの視点:リーク情報だと知らずにRTしてしまった

これはもう仕方ない気がします。一見すると公式発表のコピペなのかリークなのかわからないような状態でツイートされてしまっています。ほとんどの人が常習的にリークを行う発信者に憤りを持っており、リツイートしている人は知らずにリツイートしてるのでその行為によって怒ってる人はほとんどいないと思います。今のところは。
リークならリークって書いておいてほしいですよね。

 

法的な問題に関しては後術しますが、著作権的な話になると「知らなかった」という前提はあまり通らないことが多いように思います。元の情報が分かり辛かったと言いたいし確かにそうなんですが、昨今の著作権侵害である写真をリツイートした人のメールアドレスの開示請求をした判例を見ると正しくない情報をなるべく拡散しないようにする努力が人々に求められているのかもしれません。

 

広告上の問題点 ユーザの横取りによって明確な損害が発生する

多くのブロガーやゲーム実況者がリークを行っていますが、これが常習化するとわざわざ設営した公式アカウントをフォローする必要がなくなってきます

公式アカウントをフォローするよりもリーク者のアカウントをフォローしたほうが情報が早いわけです。情報の真偽にこだわらない人はリーク者をフォローするようになります。

 

すると公式が未公開の情報を発表することで本来手に入れることができるユーザはどこへ行ってしまったのでしょうか。リーク者の元です。ユーザは実況者のチャンネル登録をしたりブロガーのツイッターをフォローしたりするようになります。

これによって公式は本来得ることができるユーザが第三者によって奪われたという損得が発生してしまいます。数字は見える形で記録として残るためリークがあった期間となかった期間を比較すれば損害がはっきりとわかります。

広告を取り扱う者であればリークは絶対行いません。それによって損害賠償しろ言われかねませんので…。ですが他人がやらないことをやることでチャンネル登録数やフォロワーを横取りできるという暗黒面があります。そのため今回のような手段を選ばない手法をやったもん勝ちになります。

 参考:【ACADEMY】ビデオゲームがリークしたときの対処方法 - GamesIndustry.biz Japan Edition

 

広告上の問題点 新情報の閲覧数が見るからに落ちる

新情報というのは事前に公開する日付を決め、計画立てて行うのが普通です。ティザームービーやバナーの作成などもあり、芸能人などを起用する場合は写真を使用できる掲載期間も決められているので公開日の先倒しなどはできない場合もあります。

しかしリークが行われた場合、あとから情報を公開しても既に別の人によって公開されているのでアクセス数見るからに落ちますリーク者によって数字が掠めらとられているからです。

 

これが映画や芸能人とコラボしていたら大問題になることがあります。映画の宣伝や商品の宣伝を兼ねていたりすると明らかな実害が発生するからです。こういった理由から広告に関わったことがある人はリークを見ると恐怖で震えあがります。

 

おまけ、法律の観点では

著作権の一つに著作者人格権がありそこに公表権があります。著作権者が未公開の著作物を好きなタイミングで公表できるというものです。著作財産権の方も引っかかってそうですが、著作権については法解釈が重要となるため、裁判の判例を見て中立的に解釈しつつご自身の目で確認してください。どの時点で著作物が「公表」されたとみなすかは各国によっても微妙な差異があります。

著作権法 - Wikipedia