約一週間ほど沖縄で親族に同行していた。
ほとんど現地在住の親族に案内され食事を同行していた。朝昼夕、朝昼夕、ガッツリしっかりした食事。度数の高い酒。思ったことはこんな食生活をしていたら肥満まっしぐらだろう。
前述しておくが一つ一つの食事は健康的なのだ。食前にたべる海藻。南国の栄養満点な三菜の数々。カロリーの低い海鮮類。これだけみたら満点だ。
ではなにが彼らをデブたらしめるのか。それは一点、アルコールである。沖縄の人はむちゃくちゃ酒好きだ。しかも度数が高い酒こそが正義であり、彼らにとってアルコールが強い酒=美味しいお酒なのだ。
これはその時の食事
タコライス、沖縄そば、ステーキ、ムニエル、黒い米は島にんにくで痛めたガーリックライス(激ウマ)、カニにすきやきにシーフードピザに豪遊、豪遊の毎日。
毎日毎日オイシーサー!状態である。
基本的にシーフードが多く海藻や三菜も豊富なため体にはいいものが多いのだ。だが、量が……量が多すぎる!!
そして沖縄人をデブにする最大の問題児がこれ
泡盛!!※アルコール度数35度
沖縄の店員さんに地酒くださいと言われたらこれが出てきた。
泡盛である。店員さん曰く「35度しかない」らしい。いや35度もあるのか!?
「これを水割りで飲むのがサイコーなんですよー(^^)」といいながら水割りした泡盛がビールジョッキみたいなサイズでドーン!とでてきた。まるで「これが普通ですけどぼくなにかやっちゃいました?(^^)」みたいなノリでビールジョッキサイズの泡盛水割りをドーンと持ってきた。
凄く自信満々なので飲んでみた。沖縄に行く前新潟の地酒を飲んでいたのでそれを想像しながら一口。
ううっ!?うん、これは…
アルコールが強いお酒!!
沖縄の人にとって「度数が高いお酒」こそが美味しいお酒なのだ。そこに全力込めている味がした。
度数が高い酒なのに焼酎やウイスキーみたいにガンガンくるわけでなくすーーっとアルコールが入っていくなんとも危険な味だった。
焼酎やウイスキーは酔えるけど、頭痛がするし悪酔いがする。胃も痛くなるし翌日の倦怠感がすごい。だけど泡盛がそれが全くない。これを飲んだあとも倦怠感や頭痛は全くなかった。
彼等はとにかく酒を飲む、それだけのために酒を開発したのだ。
とにかく強くて体に負担をかけない酒を……っ!!
新潟で飲んだ酒はなんというか気品に全振りしていた。品のある香り、溶けるような味、純度の高い水を使用した日本酒。そしてほんのり寄っていく柔らかさ。
だがこの泡盛はまずアルコールが一番にありそれが飲みやすく酔いやすいようにできている。食欲もなんとなく増して満腹で苦しんでいた胃が和らいでくるのだ。恐ろしい。恐ろしい。
リスナーに教えてもらったけど沖縄の肥満率は53%で二人に一人がBMI25以上らしい。確かに沖縄はなんかお腹がデブーンとなった通行人がむちゃくちゃ多かった。
沖縄県内54%、2人に1人以上がIBM25以上の肥満であり、全国平均の33%を大きく上回っています。
そら!こんなもんを毎日美味シーサー!美味シーサー!言いながら飲んでたらそりゃオキナワンデブになるわ!!
現地に住んでいる親戚が「沖縄人はデブでお腹がでかいから泳げないのよー(^^)」と言っていたことがあるらしく東京に住んでいる我々は「あの人口が悪いわねー!言い過ぎよ!」と言っていたらしい。
今になってなんか色々聞いて調べて分かる。あれは口が悪いわけではなく事実を言っているだけなのだ……。沖縄の肥満率がむちゃくちゃ高いという事実があり彼らもそれを自覚しており、自嘲気味にそれを笑い話にしていたのだ……。
【島人の目】デブい沖縄なんていらない - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
子供の卒業祝いに美味シーサー!
昇進祝いに美味シーサー!
出産祝いに美味シーサー!
とくに何もなくても美味シーサー!!
毎日毎日美味シーサー!
見事なオキナワンデブの出来上がりである。
私はこの美味シーサー現象をオキナワンデブと名付けることにする。この言葉は流行語になるぞきっと。
まあとはいえ、色々言ってみたものの沖縄は電車もないし気温も東京都はケタ違いだ。炎天下で熱いから屋内に出ることができないのだろう。
運動したくても運動できないという現象では日本ではよくあることである(実際自分がそうだったし)。そもそも日本は屋外で運動することに向いていない。春は花粉症、花粉症が終われば梅雨、冬は極寒、夏は炎天下による熱中症……
肥満率ワースト1が沖縄?科学的な根拠ゼロだけど説明する! | 沖縄人が東京に住むと、
そういえばダイエット系のyoutuberのルイボスさんも沖縄県出身だったよなぁ。
ゴリアテもこの度見事なオキナワンデブになり58.1kgまで増えました。スリムなあの頃を返して。
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