陰キャラブコメをやりました……。目当ては番井さんというキャラ。キャー!!
番井さんスキー!!大好きー!
例のあれは衝撃的過ぎてドン引きレベルだけど、だいだいのラストをみればそんな些細な問題は気にならない!
今日はそんな番井さんの魅力…ではなくある意味だいだいエンドより衝撃的な番井BADエンドの考察をしたいと思います…。
筆者の感想と妄想でしかないので興味がある方だけご覧ください。解釈違いとかも最近よく問題になりますしね…。
番井さん正規ルート
ちょっと髪がボサボサでオタクとしては高打点、陽キャとしては最低限の服装の男性です。オタクってコート選びがちだよね。わかる。
綺麗な顔立ちはしてますけどかなり消極的な性格で主人公も彼に近づくのにかなりの労力を要しています。
好きな人がいても自分からは全く行動しないので何か月たっても趣味も好みもわからない。普通に交際までもっていくのはかなりのムリゲーになっています。
ただ人としての最低限の良識と礼儀正しさは持っています。聞かれれば普通に返答するし、頼れば普通に応えてくれる。
そしてデレると本当にかっこいいんです。一緒に電車を乗るときに走ると危ないからと、腕を前に出して制止してくれたり、ドンキのコスプレ売り場でさりげなく腕を出してどきっとする。
自分のTwitterみたいなやつの本アカをうっかりみせそうになって「やべ…」と言ったりもうギャップ萌えも完璧。彼が悪質な炎上系Vtuberということがかすむくらい良い男です……。タカヒトになって「俺の愛しいゴリアテ!」とうっかり口を滑らせてしまうシーンは悶えて寝転がりながら3回転くらいはしました。キャーキャー!愛しいなんてそんなー!!
そう……BADエンドを見るまでは……。番井さん…、BADエンドをみるとガラッと印象が変わる。彼のBADエンドでは彼が絶対見せたくない負の側面を堪能できます。
そう彼のルート、グッドエンドでは良い所しか見せていないのです……。ある意味だいだい正規ルートよりヤバイです。
以下ネタバレあり感想。
ちなみに動画版はこちら↓
だいだいと仲良すぎ問題の真実 番井にとってだいだいの隣は居心地がよかった
まず番井さんの不思議なところなのですが、だいだいとめちゃくちゃ仲が良いんです。
番井さんってだいだいにめちゃくちゃ優しいんですよ。
だいだいに付き合ってカードショップに行って対戦コーナーで遊んであげたり、だいだいがコンサートのチケットを手に入れて番井さんを誘うと二つ返事でついてきてくれます。
そしてその後一緒にレストラン行って3時間語らったり(喋ってるのはだいだいだけど)普通に考えたらありえないくらいの優しさです。弟の世話でもしてるんじゃないかと思うくらい。
このだいだいという男は人間としての常識や良識がぶっ飛んでいて私でも友達付き合いを断りたくなるようなやべーやつですが、そんな彼に対する番井さんの優しさが過剰なのです。
そしてその後のだいだいの言葉からも「ソシャゲをお勧めしたら番井さんはやってくれますよ」などかなり番井さんに対して打ち解けてることが分かります。
主人公は「おすすめしたら仲悪くなってしまうかもしれないのに、だいだいくんの力は何なのだろう」みたいな感じで訝しんでいます。
あたりまえです。だいだいは番井さんを肯定してくれるリスナーの一人だったからです。
番井はタカヒトを褒めてほしかった
改めて番井ルートを自分でやってみて思ったのですが、番井さんはおそらく悪趣味なタカヒトを主人公に「見て」ほしかったのではないでしょうか?
それを表すのがこのドンキでコスプレ衣装を購入するシーンです。タカヒトの動画を主人公に見られて嬉しそうにしています。
おそらく番井さんにとってタカヒトは自分が作り上げた誇りあるものであり、最初こそは見られて嫌われるのが恐ろしかったですが、受け入れられてからは主人公にもっと見てほしかったし、褒めてほしかったのではないかと思います。
でも褒められた内容ではないから表向きはタカヒトを肯定しないしそれを表に出さない。でも内心は褒めてほしいしもっと見てほしい。少しだけ、気持ちがわかります。内容が醜悪でも、その数字になるまで育て上げたものですから。私も長年作り上げたこのブログが人生の一つのように感じています。一時期は誰かを粛正するための炎上系Vtuberの代わりを求められたこともありました。やらなかったけど、
出版社とのやりとりで汚されたタカヒトの価値
口では「止めたい」と言いますがそれは表向きで彼にとってタカヒトは自分の自慢なのです。ですが出版社の件でそれが打ち砕かれ、編集者に貶められてタカヒトという存在がボロボロに価値のないものにされてしまった。
長年作り上げた大切なものはプロの現場では一切通用せず価値のないものだと裏付けられてしまったのです。
その頃から彼の褒められたいという気持ちは一層強くなり彼は彼のタカヒトが価値あるものとする証拠を願い続けますs。
だからだいだいがどんなにクズな存在であっても彼の救いであったし、彼と居た瞬間はさぞや幸福な時間だったと思います。だからコンサートも一緒に行ってあげるしソシャゲだって進められるとやってくれる。お兄ちゃんのように陰に日向にとだいだいの世話をしてくれます。
このだいだいが、手酷く残酷な形で、番井を裏切ることになるのですが…。
絶対に叶うことのない彼の真の願い
だいだいがどんなに自分を崇拝していてもやはりだいだいは人間のクズタカヒトの悪趣味なネタを喜ぶ悪趣味で劣悪な視聴者の一人でしかありません。
彼の真の願いは、確固とした考えを持った芯のある主人公にタカヒトを認めてもらう事だったのです。
劣悪な思考をもった視聴者が褒めるのは当たり前のことだけど、ちゃんとした考えを持った女性がタカヒトを認めてくれるということはそれはいままでよりもずっと素晴らしい成果でしょう。
それも今までターゲットだったオッサンの男性とは真逆の同じ年の女性に。
出版社に手酷く名誉を傷つけられ踏みにじられた彼が、考え方がしっかりしている女性に「タカヒトは素晴らしい!」と言ってもらえれば彼の作り上げたものはやっぱり価値のある者なんだと再認識できます。
ですが、そんなことは絶対に起こりえません。精神が高尚であればあるほど芯のある人であればあるほど、彼のチャンネルは見るに堪えないし失望していく。
主人公もGoodエンドではタカヒトを受け入れてはいますが自分から何度も動画を見に行ってはいません。
彼が愛する女性に受け入れられても、彼が願うものは一生手に入らないのです。このゲームのBADエンドはGoodエンドがいつかたどり着く成れ果てであり、確定された不幸なのです。
このシナリオは最初はどんな選択肢を選んでもGoodに誘導されます。必ず番井と付き合う終わりになる。そしてリスタートして選択肢を選んだときBADエンドが開放されます。
付き合った後の流れから番井の内面や過去を描写していくBADエンドの流れは見事です。まさにこれこそが番井の真のエンディングとでも言わんばかりの完成度の高さです。
コンプレックスを受け入れても、その人の行動を受け入れても、主人公が番井の動画を喜んで視聴するということは「だいだい化」を意味しており、その時点で番井の願いは叶いません。それに番井が気づいてしまえばいくら付き合うことができても、彼は主人公に認めてもらうためにより悪質な方法に手をかけますし、その手法はより邪悪に傾いていきます。
彼を救うのはだいだいのように悪趣味な動画に狂喜乱舞するクズであり、だいだいが目の前に居続ければ彼はずっと平衡感覚を失うことはありません。しかしそういう人は番井を救おうとはしないのです。
タカヒトを始めた時から彼の終わりは決まっており、終わりのない袋小路に閉じ込められてしまっているのです。
裏切りのだいだい
身勝手な行動で周囲を振り回す一種の癒しキャラのだいだいですが、こいつ番井BADルートでは凄まじい残酷なキャラと化します。
物語中、番井さんに「タカヒトの話を持ち込まないでください!」と言われた瞬間、だいだいは今までにないほど冷静な思考で、氷点下まで冷めきった言葉を番井にかけてきます。
つがい「世界にはいろんな立場のひとがいて、立場によって考え方が違うのは当たり前なんですから…どれが正しくてどれが間違ってるなんて…本当は…ないんですよ。だから僕の動画なんて鵜呑みにしないでくださいよ……」
どの口がwww言ってるんですかwwwwww
氷点下まで下がる空気。


これダブスタってやつですよねwwwほりあきの動画でみましたwww
色んな考えの人がいるから自分と合わない思想を叩くのは違うっていう説明はりかいできましたけどwww
でもコートさんのやってることと矛盾しますよねwww
コートさんって自分と違う考えの人をブッ叩く攻撃的なおじさんを肯定してヨイショして媚び売ってみんなを気持ちよくさせて金稼いでるだけじゃないですかwwww
うわぁぁぁああ…ひどい…残酷!!これ以上にない残酷。
今まで番井さんの動画を称賛するだけだと思っていただいだいは実はものすごく冷静に番井さんの事を見ていました。
彼は番井さんを「弱者の気持ちを語ってくれる」と崇拝していたのではなくその本質が何かを知っていて黙っていただけだったのです。彼はバカなリスナーではなく、彼なりに物事の本質を見極めて自分の考えを持っていた視聴者の一人だったのです。
そんな彼すら、タカヒトを真の意味では褒めていなかった。今まで居心地のよさを感じていた彼の隣と言うポジションは救いですら何でもなかった。愚かなリスナーは愚かですらなかった。
いつかタカヒトは取り返しつかなくなる状況くるんじゃないですかねwwwww
最後に致命傷の一言を放つだいだい……ヤメテ…ヤメテ…
逃げようとする番井、でもそれをだいだいは許さない。さらに煽ってくるところをAshが一喝します。この会話シーン正規ルートだと違和感あったけど、このシナリオだと納得……。こういう流れだったんだ……。Ash優しい…
そしてこのだいだいの裏切りにより、番井さんは自分の居場所を失ってしまいます。
いままで救いの居場所だっただいだいがそうではなかった、そうなればもう彼の寄る辺は一つしかありません。この瞬間から番井さんはどんどん主人公に依存していきます。
会長さんと話すのが好きだ。
ずっと話していたい。もっと話してみたい。
僕は彼女に肯定されたい。
俺を認めてもらいたい。
そしてその後は…
そしてその後は……ムフフな妄想。このむっつりスケベさんめ!
しかしこの結果番井は取り返しのつかない過ちを犯してしまい、その結果歪んだ形でムフフな願い事叶えられてしまうのですが、続きはまた本編でご確認ください。
番井さんを救うにはどうすればいい?
番井さんはタカヒトのチャンネルを作ってしまった時点で死ぬことが決まっているキャラです。崖から落ちていく人は見届けることしかできません。
主人公も根は善良なので本当の意味では彼を救えないし、だいだいはそもそも救う気なんてない。
袋小路に陥ってしまったBeholderのヤコブみたいな、もう死ぬことが前提とされたキャラなのです。
番井さんが救われるには彼と付き合った後短い残り時間で少しずつチャンネルの方向性を軌道修正していくしかないのではないでしょうか。
でも正直無理な気がします。タカヒトと番井さんは全く似ていないようで本質が全く同じなんですよね。Goodエンドでは良い所しか見せてないからわかりにくいけど。タカヒトを否定することが番井さんを否定することと同義なんですよね。
番井さんのときは「僕」、タカヒトのときは「俺」と人格が分かれてるように見えるけどどちらも番井孝人なのです。
決して救われない、顔に死相が浮かんでいる番井さんですが、やはり救いのない終わりが確定しているキャラクターはやっぱりイイ(・∀・)!
この鬱展開、絶望、最高!沼にハマれるゲームに久しぶりに会えた気がします。どんどんシナリオみていくぞー!!
それにしてもこの感想ブログを書くために番井さんをだいだいの正論パで何度傷つけたことだろうか。だいだい…恐ろしい子!
総論、中学生にSNSにやらせるのはやめよう
おまけ 番井は彼女ができたら配信で言っちゃうタイプ
配信者だと彼女とか彼氏ができても絶対配信では言わないのが安全牌ですけど番井さんこれ絶対言いふらしちゃうタイプですよね。メインシナリオの時の飲み屋の時とか隠す気感じられなかったし。
グッドエンドで普通に付き合ってても番井さん配信で彼女の話ばかりしてしまったり、ゆくゆくは彼女を紹介したりしちゃいそうだな…。身の危険が及ぶからそこまではしないとしてもいつかバレそう。そしてだいだいが裏切らないうちは平穏……。
恋愛経験が一定レベルである人は浮かれ過ぎないから彼女ができても隠し通せるのですが、タカヒトも番井さんも恋愛経験がゼロで陰キャだからこそ、彼女を隠しきれてないし口を滑らせてしまう。いやそもそも隠す気がない。オフで飲みにとか言ったら絶対ばれちゃうよー!
しかしだからこそタカヒトも番井さんも根は同じなんだなと感じさせられます。
続き 番井の股間考察↓