冷たい谷のボルドを倒し、ゴリアテは次のステージへと突入していた。
ファッションセンスのないタマネギ剣士。ゴリアテの見た目もなかなかおかしい。この後服を軽装にしても魔力が上がるわけではないことを教えられそっと装備を変える。
ジークハルトと酒を飲みかわした後、不死街に至るまでの道中ロンドールのヨエルというキャラクターに出会った!はじめての仲間だ!
しかもなんとタダでレベルアップしてくれるのだ!
戦いから帰るたびにレベルアップしてくれるヨエル!お得じゃーん!どんどんレベルアップしてもらおう!
順調に呪腹の大樹を倒し聖堂で魔術師の先生を仲間に。呪腹の大樹は弱点に何度か攻撃するとそれがダメージとなるため弓で的確に狙うことで簡単に撃破ができるのだ。
冷たいボルドほど苦労せず倒すことができた。
魔術師の先生も仲間になりこれでどんどん強い魔法を教えてもらえる!夢の魔術師ライフが近づいてきた!と、喚起する一方……
ヨ、ヨ……ヨエルーーーー!!!
そんな……まさか……ヨエルが死んじゃうなんて……
私が何回もヨエルにレベルアップさせたから……?ヨエルは自分の寿命を使って私をレベルアップさせてたの……そんな……
悲しみに暮れるゴリアテ……、しかしのちに来たロンドールのユリアがなにか意味深なことを言ってる。亡者?王様?暗い穴?なにそれ。
そして何気なく兜を取ってみると……
ギャアアアアアアア!!!!何これ!!アンデットになっとるやん!!
そう、これがヨエルの無償レベルアップの代償。亡者というアンデットになってしまうのだ。しかも何度も呪いを解呪しても死ねば呪いが増えていき亡者になってしまう。
暗い穴を持つ限り、呪いからは解放されないのだ。そんな……!
ぼくはずっとこの醜い姿のままなの?
そんなのいやだ!!
そんな時、火防女が話しかけてきた。
「私に火防女のソウルを渡せば暗い穴を癒すことができますよ」
「本当!!?」
「ただし代金として8万ソウルをいただきます」
「高っ!!」
タダより高いものはない。これも楽な道へと進んでしまったゴリアテの咎。ゴリアテはひたすらソウルを溜め続けた。
毒沼で何度も何度も弓でひたすら敵を狩り、こつこつ溜め続け、ようやくついに……
暗い穴を癒すことに成功!!
やったああああ!キレイな顔が戻ったぞ!!
しかしロンドールのユリアをブチギレさせてしまった。お前らが勝手に王様にさせたんやろーー!!王様不在だからって適当に連れてきた人を王にするな!!甘い言葉で契約させるきゅうべぇか!!
うわあああああ!ロンドールのユリアが襲いかかってきた!!しかも結構強い!えーいままよ!さっきルドロスのおっちゃんに作ってもらった苗床の残滓をやぶれかぶれあててみる。
二撃ほど当てたところでユリアが死んだ。
あれ?魔術より呪術のほうが強くね……?詠唱早いし…。
ゴリアテは気づいてしまった。
侍女に遺灰を渡すと「おやおや、この遺灰は……まさかあなたに限ってそんなことするわけないですよねぇ……」と言われてしまった。
人を殺してしまったなんてバレてはいけない!この罪は墓までもっていくのだ!