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デブは自己責任、規則正しい生活をすれば太らないという言葉の無責任さ【BeatSaberダイエット143日目】

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よく有名人とか痩せているタレントとかが「デブは自己責任、規則正しい生活をすれば太らない」とかコメントしているのをニュースやSNSでよく見る。

 

こういった一見正論に見えるコメントに、みんなすごく納得して、その有名人の言葉をそのまま使って「デブは自己責任」って得意げに語ってしまうようになるのだけど、自分は正直その言葉は「曖昧だな」と思うし、無責任だと思う。

 

どうにでも捕らえられるコメント

自己責任、規則正しい生活をすれば、普通に運動をすればというけれど

何を持っていして規則正しいといっているのか、何をもってして自己責任としているのか、とらえ方でどうにも逃げられるような言葉になっている。

 

その人が痩せていて、普段食べているものと同じものを食べれば太らないといっているのか、

 

それとも太っている人の体質に合わせた食生活をすべきと言っているのか

 

厚生労働省が提唱している食事をしろといっているのか、じゃあお前はそれやってんのか?野菜一日350g取ってんのか?とか

 

どうにも捕えようができる言い方になっている。多分このあたり言ってる人によってコロコロ変わるだろう。

太っているその人が痩せられる知識もなく、栄養学も学んでいないのに、ただ一言自己責任と非難することは誰だってできる。

 

太る理由というのは、人によって大分違う

基礎代謝一つにしても年齢や性別によってまったく違う。60代の女性と20代の女性では基礎代謝は全く違うし、親からもらった遺伝子でも全く変わってくる。肥満遺伝子がある人とない人ではその差は1日300キロカロリー近くも違う。

 

遺伝子によって太りやすい人は、普通の人と同じ食事をしていても一日プラス300キロカロリー、月にして体重1㎏分自動的に増えていくし、逆に筋肉が付きづらく太りにくい人は同じ食事をしても中々体重が増えない。

 

体重が増えない遺伝子も、太りやすい遺伝子も同様に肥満遺伝子なのだ。だから今、デブは自己責任と言っている人は、ふとしたきっかけで肥満になったらなかなか体重が落ちず太りやすい人以上に苦しむという地獄を味わうかもしれない。

 

貧困や社会問題が肥満を加速させる

とくに高校生や中学生なんかは家庭で提供される食事が肥満の基であることが多いし、健康的な食生活というのは基本的にお金がかかる。昨今、家庭の貧困化があげられているがそういったことも一つの原因として存在している。そういうのは無視しちゃいけないし社会問題の一つ。

 

営業の人なら断れない飲み会が肥満の原因になってしまうだろうし、みんながみんな、誰かさんのいう規則正しい生活ができるわけじゃない。規則正しい生活と一言に行っても、一日に必要なエネルギー量も人によって違う。

 

ダイエットは一日で肥満がなくなることはない

「デブは自己責任」と言ってしまう人たちの傾向には無知というのがあると思う。そういう人たちは基本、努力すれば脂肪が一日でなくなると思っていて、だからこそ怠けてるとか努力が足りないと感じるのかもしれない。

彼らの中には「ダイエットを頑張っていて体重を減らしている人」という層が抜けていて、太っている人とそうでない人しか存在しない。

 

でも実際は脂肪というのは一日で付いたり、減ったりするものではなくて、体重改善は長期的に考えなければならない。

 

だから太っている人に「お前は努力不足の自己責任」って罵ってその時は良い気持ちになれるかもしれないけど、相手は現在進行形で減量しているパターンもおおいにあり得る。

減量は短期的に結果が出るものではないので、怠けもののデブだと思っていた人が減量中で、毎日食事制限と筋トレと有酸素運動に取り組んでいる努力家の場合も当然あるのだ。

 

その場合、説教はただの罵倒だし、その人にパーソナルトレーナーがついていたら会員のダイエットをバカにして仕事を邪魔したことになる。

 

 

消費カロリー

283kcal/39分

 

 

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