ちょっと最近こっそりローモバを暇潰しに遊んでいました。ギルドに入ってしばらくはたのしめたんですが途中からちょっと辛くなってしまいギルドを抜けてしまいました。
元々攻略ブログをやってるのでゲームの勘どころはよく一ヶ月程度で城レベル17まであげられました。
ただギルドマスター不在のギルドだったためもっとちゃんとしたところがいいなと思い、別の日本人ギルドに移りました。
新しく入ったギルドのメンバーはみんな大人で良い人で非常に家族的でした。レスポンスも早くてあっちにノセロスいるよ!といえば誰かしら討伐に行き、巣窟行くよ!と言う人がいると一斉にみんなが兵隊を送る。
メールとチャットで常に襲撃の情報や攻略情報を共有しとても連携ができていました。普段人を引っ張る立場が多い私は他人の背中におんぶにだっこ。すごく楽だなあと思いながらそこにいました。
つい先日までは…
ギルドに加入してから2週間ほどでしょうか。チャットがたまにギスっとすることがありました。
とある人がリーダーキャラクターを誘拐された時「影響がないからあまり気にしてない」という発言をした際に「そういう発言は誤解を招くからやめてほしい」と注意を受けていました。
そのほかにも巣窟逃しという、シェルターに入りきらない兵をダンジョンへ逃すリスクのあるテクニックがあるのですが、その話が出た時に「そんなリスクが怖いなら最初からやらなきゃいい、問題が起こった時に収拾つけるのはごめんですよ」ともめている様子。
その後他のギルドに入って分かったのですが、巣窟逃しは当たり前にやられているテクニックの一つでそこまできつく言われるようなものでもなかったみたいです。ただ日本人ギルドだとコミュニケーションのやり取りが非常に重要になるので、こういう分かりにくいテクニックは好まれないかもしれません。
そのほかにも、ゲーマー特有にありがちな「言いたいことは分かるけどお前の言い方が気に入らない」現象を感じることが多くなってきました。
簡単に言えば、口が悪い。
良い人なのはわかるんですけどゲームにムキになって完全に言い方がキツくなっている。だんだんそこにいるのが辛くなってきました。巣窟に兵を派兵した後にいちいちマターありがとうございました。とチャットで送らないといけないマナーも正直メンドクサイ。
巣窟募集でレベルが低いプレイヤーが1兵だけ送るテクニックとかも普通にあるんですけどこのギルドだと怒られそう。日々注意しながらゲームに参加する日々が続きました。
それでもだましだましギルドに参加していたのですが最終的に離脱を決めたのはこの後。
他のギルドからの偵察がギルドメンバーに来たのですが、そのメンバーは誤って偵察のお知らせメールを消してしまったのです。
すぐに謝るも、他メンバーの怒りはおさまらない。
「そういうことじゃない」
「どうして重大なメールを消しちゃうの?」
「次から気をつければいいとかそういうことじゃない!」
責める責めるむちゃくちゃ責める。こっちから見たら人間誰しもミスはあるやん、ワイだって指が震えてフォロー外しちゃうこととかあるよ。そこまで言わんでもよくない?
仮に偵察元が分からなくても、襲撃来たらマップ見りゃ分かるんだしみんなでミスをフォローしてあげればいいやん…。
そう思いつつもこの世界での私はしがない下っ端ギルメンでしかありません。この時点では戦力的に巣窟募集とか立てられないし、そんなことを言う権利もないし発言権もないのです。下っ端としてみんなについていくことを決めたのは私なのですから。
ただギルドを抜けると言う権利は持っていました。そのチャットを見て私は「ああ、無理だな」と思ったのです。だって昔いた会社のノリと似ていたから。
その会社では自分の業務以外のことも暗黙の了解で勝手に業務化されていることがありました。突然部署で利用している共通のアドレスに届くメールのバックアップを「なんでやってないんだ」と怒られたり。当時5年ほど長く勤めていたためなんとなくメールを古くから保管している私がバックアップをとっておくべきだという暗黙の了解があったのです。
このギルドにも「言わないけど分かるよね?」というノリが何と無くある。今は他の人がミスっただけだけど今度は自分が気づいてない範囲で迂闊な発言やミスをしてしまったらどうなるのか…
そしてゲームの世界でまたそんなことにビクビク怯えながら生きていかないといけないのか…と思いました。
無理だな、と思った瞬間行動には迷いがありませんでした。
みんなが寝静まる深夜3時までひたすら待ち、メンバーのオンライン状況をチェックしました。ギルドが所属する王国とは別の土地をいくつか探しました。王国の国王のギルドがなるべく中国人ではないもの、できれば英語がいい。イギリスとかなら割と紳士だし、インドネシアやタイあたりも割と親日が多い。
少し仮眠をとり1時間後目覚め、メンバーが完全に寝静まったころ、私は静かにギル中脱退ボタンを押した。
そしてつかさず目当てをつけていた別の王国にワープし、一夜を明かした後、レベルが高そうなギルドにいくつか加入申請をだした。今度は日本人ギルドではない、英語ベースの外国人ギルドだ。