falloutの世界はなんというか、カオスだ。
頭が二つ生えた謎の生物、巨大化したゴキブリ、発光したキノコ、ゾンビの大量発生、ゴキブリを食べるエドニャン 、農墾用ロボットが自分を肥料だと勘違いして襲ってくる。なんというかカオスだ。
そんな世紀末と化した世界でゴリアテは思った。
「ここに僕の家を建てよう!!」
「いい考えだニャン!じゃあぼくはお隣さんになるニャン」
「ゴキブリを食う猫がお隣さんとかやだよ」
そんな会話をしながらゴリアテとペットのエドニャン は川辺に意気揚々と家を作り始めるのであった。
見よ!この芸術的な基礎構築!土台が川の上に隙間なくきちんと隙間なく立っている!芸術的だ!
それに比べてエドニャンの家は…
「ププーーッ!このお家真ん中に穴空いてるー!ププーーッ( *^///^)。.・.」
「こ、これは後で使うんだニャン…これもぼくの芸術的なセンスだニャン…」
「とかいって立地ミスっただけじゃん。ププーーッ( *^///^)。.・.」
「なんだとテメェ!犯すぞ!!!……ニャン」
「ここにオフトンがある!せっかくだからHP回復してこーっと!」
「ぐぉらああ!ひとんちで勝手に休むにゃーーーーん!!」
「あっ!こんなところに武器ステーションが!ちょうど斧修理したかったんだよねー!研ぎ研ぎ…」
「ぐぉらああ!!!ひとんちの装置勝手に使うんじゃんねええ!!」
「あ!キッチンがある!ここで料理していこう!えーとスパイスにコショウと塩入れて…バラモンのグリルできたー!ついでにお茶もいれてこー!」
「人の家でくつろぐなあああ!勝手にティータイムしてんじゃねええええ!!!」
うーん!素材を消費せずに無料で設備を使えるっていいなー!やっぱオンラインゲームは他力本願に限る!
しかしあまりにもペットの猫がギャーギャー騒ぐため、ペットの作ったあばら家を後にし我が家の増築も進めることにした。そして一つの課題にぶつかった。
そう建築には大量の木材が必要なのだ。
付近の村からえんぴつだのなんだの木っぽいスクラップをかき集めひたすら解体を繰り返す繰り返す。それでも足りない。木材が足りない。
「どうしたら木材が集まるんだろう…」
そんなことを考えながら家の裏山を歩いていると、倒木が落ちている。よく見たらあちこちに。
そう、見えにくいが山の中には倒木が落ちておりそこから豊富な木材を集めることができるのだ。
こっちの方が街でジャンクを集めるよりずっとはやい!
裏山でひたすら薪集めを始めるゴリアテ。
倒木やら切り株やらを割って切ってわずかばかりの木材をゲット。
裏山を練って歩いてひたすら木材を集めていく。やれやれ。肉体労働も楽じゃありません。
ゴリアテはか弱い女の子。一度に収集できる量は100個から200個。あらかた集まったら自宅に戻ってキャンプに保管します。
うーーーん!肉体労働って難しい!!お家作りも大変だなぁ!
そしてここであることに気づくゴリアテ。
「よく考えたら10時間以上プレイしてるのにガラクタと木材集めしかしてないじゃん!!」
falloutを買ってから一度も銃撃戦をしていないゴリアテであった…。
続きます…。