steamのおすすめゲームリストにいつもkenshiというオープンワールドなゲームが出てくる。このゲームはProjectZomboidのように食料や睡眠などの概念があり、生きている感じを堪能できるというゲームらしい。
Kenshiという名前だからおそらく剣士や武士が出てきて日本刀で戦うに違いない。評判もいいゲームなので喜んで購入しさっそくプレイしてみた。
ゲームの開始はスキル0、持ち金1000Cから始まる。この世界の1000Cは日本世界の1000円とほぼ同義で1000円では酒場のミートラップ(肉まんみたいな肉をパンで包んだ料理)がいくつか買えるお小遣い程度の価値だ。
ちなみにこの世界のお金は組織で管理する資金を表しており、それはどっかに預金されてるのか知らんが他人からお金を奪いとることはできないようになっている。貯金箱に保管してあるお金とかなら盗めるが人を殺してお金を……ということはできないのだ。
恐るべきキャッシュレス世界。終末世界になっても現金のキャッシュレス化は進んでいるようだ。
スキルゼロの脆弱な体では夜盗どころか、なんとヤギ一匹にも負ける。
街から外にでれば高確率で野党の集団に襲われてしまう。一人でその世界を探検するなど自殺行為である。
村の外で死んでいるダスト盗賊から鎧をはぎ取って転売しこのように傭兵を雇うことにした。一人当たり戦闘力30(この世界では50あればかなり強い、70だったら国を落とせるレベル)、これでどんな敵でもこわくないぞ。そう思いさっそく普段はいけない場所を走っていると……
ビークシンクの巣!!!
ビークシンクとはアルパカみたいな見た目の動物でぱっと見草食動物っぽい見た目なのに中身は人を生きたまま食らう悪魔の化身のような生命体。いかんせん体は草食動物なので、肉食動物は確実に獲物を仕留めてから食らうのだがこいつらは生きまま人をゆっくりと食べる悪魔のような動物なのだ。
こちらに襲いかかってくる今まで見たこともない大量のビークシンク。もちろん傭兵5人程度ではかなうわけがない。
私はそこで……
逃げた。
全身全霊の力を振り絞り、衛兵たちを生贄に遠くまで逃げた。そして少し離れた木の陰でビークシンクにくわれる傭兵たちを見ていることしかできなかった。
言葉にできないような悲鳴を上げながら生きたまま食われる傭兵たち。
会話画面には発狂する傭兵たちの悲鳴で埋め尽くされている。
その時たまたま傭兵にカーソルを当てたままだったので生きたまま食わて内臓が破壊されている傭兵の内臓破壊リアルタイム中継が画面下に表示され続けていた。
ビークシンクはまず右足を食らい、左足をきれいに食べた後右腕左腕と食べていく。最後まで人間を死なせはしないのだ。そんな情報いらんわ!
ProjectZomboidのようにほのぼのとした生活を楽しめると思っていたKenshi。その実情はとんでもないサイコパス世界だった……。
外の世界は恐ろしい!!やっぱり家に引きこもって農業や!!
家に引きこもるゴリアテ。のちにこの行為が恐ろしい事態を引き起こすことになるとはこの時は予想にもつかないのであった。
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