はじめたてのAPEXで全然キルが取れないよー!どんどん下がっていくキルレート、ダメージ20程度で味方の足を引っ張る始末。だってしょうがないじゃないか!FPSなんて今までやったことないんだもん!はじめて二週間だよ!!二週間!!
前置き
どうしてこんなにヘタなんだろう……家族のお手本や上手い人のプレイ動画を見たけれどさっぱり上手くなるための道のりがわからない……。上手い人の動画を見ろってDbDの運営は言うけど動画を見てるだけで上手くなるわけないじゃないか……。
正確にはエイムが下手だからキルを取れないわけではない
FPSといえばまずエイム。エイムとは照準を正確にターゲットに合わせて銃弾を当てる能力のことを言う。本当だ、うぇきぺでぃあで調べたから間違いない。
ゲームでは一般的に画面中央に銃弾が発射されるので、そこにマウスで狙いをつけてターゲットを打ち落とす。エイム力が上がってエイムモンスターになれば百戦錬磨も夢じゃない。
初心者が下手なのはエイムが下手なせいで、エイムが上手ければキルを取れるようになると思っていたけれど、上手い人の動画を見ているうちにそれは違うのでは?と思い始めた。
APEXとは秩序のない世界だ。バトルロワイヤルの世界では「あっ」と言っている間に殺されてる。今私が、いの字を打った瞬間には銃で撃たれて死んでます。だから相手が自分を撃つ前にこちらが相手を撃たなければならない。
そもそも上手い人は照準を向けてから弾を打ち出す速度からして早い
照準を向けて弾を打ち出すまで僅か数ミリ秒。一瞬でエイムを合わせて瞬時にターゲットを射抜く技を身についている。私にはそれがないし、エイムを合わせてから射撃する速度が遅い。そらキルが取れなくて当たり前だ。
でもそれを身に着ける方法がわからない。だからキルが取れない、仲間の足を引っ張ってしまう。
色んな攻略サイトや動画を見てみたけどみんな基本ができている前提で、そもそもそれ以前の問題だった。リコイル、レレレ打ち、追いエイムとかフリックとかトラッキングとかよくわからない用語が飛び交い、エイム上達の基礎がわからない。音ゲーみたいにやってるだけで上手くなればいいのに……。
位置取りとかはまだ分かるけど、反射神経の上げ方は誰も分からないのだ。FPSは敷居がたかい…このまま辞めてしまおうかと思ったくらい。
APEXの武器の理解(何発撃てば殺し切れるか理解していない)
エイムとは別にもう一つの点に着眼した。
- 一つの銃でキャラクターを殺しきるには何発弾を打ち込めばいいか
- 一つの武器を連射してからリロードを挟む間にどれくらいダメージが入るか
これを理解することでどのタイミングでリロードを挟んで効率的に銃弾を撃ち込むかということができるようになる。
FPSに出てくる銃はゲームによって僅かに性能が違う。反動とかブレたり上向いたり。中距離は得意でも近距離だったら別の武器を使った方がいいということも多々ありAPEXでは一人二個武器を持てるので、近距離用と中距離用と立ち回りを考えて組み合わせることが重要だ。
得意な武器を三つ用意する
一応ブログ書いているからすべての武器の性能はなんとなく理解しているけど、当てるとなると話は別。すべての武器はリロードするまでの与ダメも得意距離も違うし、さすがにすべてを限られた時間で感覚をつかむのは難しい。一応社会人で練習できるのは3時間くらいだから。
なので、自分の使いやすい武器を三つから四つピックアップしておきその武器を理解することから始めることにした。私が選択したのは以下の三つ。多分だれにとっても使いやすい。
- スピットファイヤ(サブマシンガン)
- R301(アサルトライフル)
- ボルト(エネルギー銃)
スピットファイヤは中距離から遠距離まで弾がまっすぐ飛ぶ、R301は弾速が早く近距離の敵をハチの巣にできる。ボルトは振動が少なく近距離で強い上、1倍の金スコープを装着すれば敵の位置を赤く表示することができるという他の武器にはないメリットがある。
エイム力を鍛える練習法
オンライン対戦で上記二点を鍛えるため練習法を考えることにした。それは訓練場を利用したダミー人形打ちだ。
訓練場のダミー人形は基本的に動かないので、動く獲物を射撃する練習には全くならないのだが、実はとある裏技を使うことで訓練場のダミー人形が動いて対戦相手になってくれるのだ。
- オンラインマッチング開始前に訓練場で30分ほどひたすらダミー人形を打ちぬき、エイムの感覚を手になじませてからマッチングする。
という方法を取ることにした。
ダミー人形を動かす方法
最近マッチング前に練習しているダミー打ち pic.twitter.com/fQUxx4VJg8
— ゴリアテ@DbDアーカイブ狙い (@gowraith) 2020年10月17日
(上記の動画はエイム感度5)
訓練場のダミー人形を動かすには
- 持っている武器を全部捨てる
- 向かって一番右の洞穴に入る
- 洞穴の奥から出口に向かったところに足場があるのでパスファインダーのグリップでそこに上る
- Cキーでしゃがみに切り替えて床を見つめる
- ESC→レジェンド選択で適当なレジェンドに変更する
- ガチャーン!と音がしたら成功
という手法で起動できる。ダミー人形を動かしたらマッチングする前に30分ほどひたすらダミーを打ち込む。
アーマーは一般的にそこらへんに落ちてる白アーマーで、使いやすい武器を三つほどピックアップしてひたすら練習する。
するとその武器でどれくらい打ち込めばダウンできるか、1リロード当たりどれくらいのダメージを与えられるかが自然と馴染んでくるのだ。
ヘッドショットが狙えるようになってくる
夢のようなヘッドショット。ヘッドショットができるかできないかではダメージに天と地ほど差がでてくる。
でもあんな小さい的、頭に打ち込むなんて初心者からしたら到底無理だ。だから諦めて胴体を狙ってしまっていた。
でもこのダミー人形打ちだと、ダメージ量が表示されるので感覚的にヘッドショットを狙うようになってくる。だって胴体を打ち続けてるとダウンさせるまで長すぎるのだ。
より早く、より鋭くダウンさせようとすると思うと自然と照準は頭を狙うようになる。ヘッドショットも別にすごく難しいわけではなくて、胴体から少し上あたりを狙えばあとは銃のリコイルというかブレの関係で勝手に頭にも命中する。
照準を向けると胴体のやや上を狙う癖が身についてヘッドショットができるようになってくるのだ。
ダミー人形での練習結果
ダミー打ちの練習結果 pic.twitter.com/zZ1G4TdoS9
— ゴリアテ@DbDアーカイブ狙い (@gowraith) 2020年10月17日
正直取った動画は全部エイム感度5だったのですが、リロードのタイミングと照準を合わせてから射撃の速度がかなり改善してキルリーダーも取れるようになりました!!マッチングする前のダミー打ちおすすめ!!
チャージライフルでキルリーダーとれました!! pic.twitter.com/JZHdRpAaZM
— ゴリアテ@DbDアーカイブ狙い (@gowraith) 2020年10月16日
少し成長しました。 pic.twitter.com/ZjXuATfamp
— ゴリアテ@DbDアーカイブ狙い (@gowraith) 2020年10月16日
エイム感度を下げる
これはあとから指摘されて気づいたのだが、エイム感度はデフォルトで5になっている。こんな速度要らない。エイム感度とは簡単に言うとマウス(照準)の動く速さなんだけど、よく考えてみたら照準の速さは人間の走る速度程度が適切なはずだ。あきらかにデフォルト5は早すぎる。
そりゃDbDならさっと早く振り向く速さが重要だけど、FPSは照準をターゲットに合わせて位置を調整するためキャラクターのおおよその走行速度に合わせた感度にしたほうが当てやすいのだ。
じゃあどの数値がいいのか、エイム感度を2.5にするとさすがに遅すぎる…ということで2.8にした。デフォルトの約半分…ううんやりにくい設定でやってたもんだ…。
エイムを切り替えからホールドに設定変更する
デフォルトだと右クリックを押したときずっと照準を見続ける。あきらかにやりにくい。速攻で直すべき設定。これも指摘されて気付いたけど最初切り替えとかホールドとか言ってる意味がわからなくて話がかみ合わなくてケンカになってしまった。
おまけ:やらないほうがいい練習方法
- フレンドに画面を見てもらいながら練習する
緊張して本来の実力を発揮できないし、失敗に対する恐れからいつもはしないような動きになっちゃう。
見てる人は色々アドバイスしたくなるんだけどゼロから始めた人が、一気に色々教えられたとしてもそのまま実行することはできない。覚えることはいっぱいあるし、ゲームって一側面の知識を得たら実戦でそれを馴染ませていく、その繰り返しだと思うので。
人はだれしも最初は下手なんだけど、そういう時期の自分を忘れてしまい、アドバイスしている間に「なんでこんなこともできないんだ」ってイライラしてくるしそんな気持ちから出た一言は割と人を傷つけたりする(このあたりは新人教育でも言えるけどFPSはとくに言葉遣いが良くない傾向がある…)。
ゲームは楽しむためのものだけど、それで落ち込んじゃったら意味がない。ゲームをやめるのも一つの選択っていうけど、それで衰退してしまったジャンルは数多くあり、シューティングゲームとか格闘ゲームとか初心者お断りの敷居の高さによってゲームの売れ行きが悪くなりジャンル自体が衰退してしまった。大好きだったディシディアFinalFantasyとかもう全然マッチングしなくなっちゃったし…。
とくにこれからアドバイスする人は言葉遣いに配慮しないとはたから見たらスラム街で闘技場に出てるチンピラかな?と思われかねない。これはe-sportsの発展にもよろしくない。真っ先に直すべき課題だと思う。